IT 企業研究

株式会社ハル研究所 / ガクセイとゲーム開発者の真剣勝負?

前編に引き続き、取材を受けてくださったのは、ゲームプログラマーの西村さん。

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今回は西村さんが実行委員長を務める、『ハル研究所プログラミングコンテスト2013』(以下プロコン)について聞いてきました。プロコンは、プログラミング初心者でも挑戦できるとのことなので、読者のみなさんもぜひチャレンジしてみてください!

 

まず、今年のプログラミングコンテストの概要を教えていただけますか?

プロコンのキャッチコピーは「学生とゲーム開発者の真剣勝負!」です。

と言っても、学生のみなさんvs 私たちハル研究所のプログラマーではなく、参加者みんなでプログラミングの技を競い合い、楽しむというイベントです。現在学生の方であれば年齢制限はありませんので、ガクセイ基地をご覧の学生のみなさんはもちろん、中学生、高校生の参加も大歓迎します。

開催期間は、2013年12月2日~2014年1月8日です。そうです、戦いの火ぶたはすでに切られているのです。なにかと忙しい時期かとは思いますが、冬休みの間のちょっとだけでも、一緒に楽しんでいただけると嬉しいです。

 

毎年、面白いプロコンを企画されていますが、なぜやろうと考えたのですか?

 当社のプロコンは、自分の入社する前から続いているので伝聞になりますが、もともとはプログラマー数人の遊びだったそうです。1人のプログラマーが社内にプログラムのアルゴリズムを問う問題をメールで出したのが始まりだったと聞いています。

当たり前ですが、普段はそれぞれの仕事に集中しているので、プロジェクトを超えて、“プログラマーが、皆で同じ問題に取り組み、競う”という機会は他にはなく、非常に盛り上がったようです。今でも当時のやり取りを読むことができるのですが、数分置きのメールの応酬で、皆がとても楽しんでいる様子がよく伝わってきます。

そのような成り立ちだったため、最初のうちは社員のポケットマネーで1位の賞品を用意していたそうで、賞品がなぜかシャボン玉セットだったり、折り紙だったりしていました。

今年で22回目の開催となり、すっかり毎年恒例の公式イベントとなりましたが、実はそんなところから段々と発展していったんですよ。今では社内でプロコン実行委員会が結成され、プロコン特設サイトの立ち上げはもちろん、問題やチェックプログラムにも工夫を凝らし、その年の入賞者のためだけにオリジナルの記念品を作るまでになりました。実行委員会のメンバーは、みんな普段の仕事をこなしながらも、どうやったらもっと面白くなるかを考えて準備しています。

 

どうして学生からも参加を募るようになったのですか?

先ほど言ったような、会社ぐるみでプログラミングを楽しむ「プログラマーの祭典」とも言える雰囲気を、ぜひプログラマーを目指す学生のみなさんにも感じていただき、一緒に楽しんでいただきたい、という思いから学生のみなさんにも参加を呼びかけています。

 

プロコンを通じて就職に結びついた例はありますか?

当社のプロコンはあくまでプログラミングを楽しむイベントであり、採用には直結していないのですが、プロコンをおもしろいと思ってくださった方、またプロコンを通じてハル研究所という会社や社員に興味を持ってくださった方が、選考に応募してくださり、入社という結果になったことはあります。

ということで、採用においてプロコン入賞者であることの特典はありません。ですが、プロコン参加者が入社したときには、「ああ、あなたが●●(プロコンのニックネーム)さんだったんだ!」「あの問題は楽しかったよね」などと先輩プログラマーと盛り上がり、早く打ち解けられるということはありますね。

 

今年の問題のテーマ、コンセプトはなんでしょうか?

今年の問題のテーマは「宇宙ゴミを除去せよ!」です。

宇宙ステーションに付着した宇宙ゴミを、クリーナーロボットを操作して取り除いていく、という問題です。参加者のみなさんには、このクリーナーロボットの挙動をプログラミングしていただきます。

それから、コンセプトは「脱グリッド」で、二次元空間を自由に移動する問題になっています。昨年の「遺跡からの脱出」と一昨年の「算数散歩」がどちらもグリッドを1マスずつ移動する問題だったので、それとは雰囲気を変えようと、プログラマチームで問題を考えました。

何度も続けて参加してくださる方もいるので、「今年はこういう問題か!」と楽しんでもらえるようにしています。

しかしながら、自由に移動できる問題は、移動方向が上下左右だけのグリッドの問題に比べると、どうしても難しそうな印象になってしまいます。

そこで、難しそうと感じた人でも取り組みやすいように、今年はWebブラウザで動作するビューアも作成して配布するようにしました。サンプルプログラムを動かすだけでも、クリーナーロボットがどのように動いてゴミを取り除き、どうして失敗しているのかが、見た目でとても分かりやすくなっています。このビューアはちょっとおもしろいので、まずはこれだけでも見ていただけたらと思います。

 

 

今回のコンテスト開催までに一番こだわった点を教えていただけますか?

「どれだけ多くの人達に参加してもらえるか」に一番こだわりました。

楽しんでもらえるのはもちろんですが、まずは参加してもらわないと始まりません。入り口を広くして参加しやすく、そして参加したら奥深く楽しめる。そういうプロコンを目指して準備してきました。

 

先ほどのビューアの用意もその一つです。見た目でとっつきやすそう、分かりやすそう、と思ってもらえたら嬉しいですね。また、モチーフは「ロボット掃除機」なのですが、これも身近なものの方がイメージしやすいかなと思って選びました。問題文とビューアをみるだけで、問題の大枠を簡単につかんでいただけるのではないかと思います。

それから、Webサイトも明るくポップにしています。「なんだか楽しそう!」と思っていただけたら、ぜひそのまま参加登録をお願いします!

 

最後に、プロコン参加者へのメッセージをお願いします。

問題は、プログラミングが得意な人はもちろんのこと、ちょっと自信がない人でも楽しめるような仕上がりになったと思います。学生の頃の私は「ちょっと自信がない人」でしたので、そのあたりはとても意識しました。まずは問題パッケージをダウンロードし、サンプルプログラムをいじってみたり、ビューアを眺めたりするところから取り組んでいただければと思います。もちろん得意な人にも満足していただけるような奥の深さも用意していますので、そういう方はぜひ全力で挑戦していただきたいと思います。

それでは、これから約1ヶ月間、どうぞプロコンを楽しんでください。みなさんのご応募を楽しみにお待ちしています!

 

 

今年のプログラミングコンテストの記事へはこちらのURLから

http://www.hallab.co.jp/progcon/2013/

早速、参加登録をしてプロコンライフを楽しみましょう!!

前篇、後編とありがとうございました。

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