メディア 企業研究

最高のパーティーがしたい/SPACE SHOWER NETWORK

日本最大の音楽チャンネル「スペースシャワーTV」で放送中の生放送、音楽&カルチャー番組『スペシャエリア』を制作するプロデューサーの串田さん。番組ではなくメディアが作りたいと語る、串田さんの熱い思いとは…

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お話をお聞きした、プロデューサーの串田さん

プロデューサーになるまでの経緯を教えて下さい

 僕は昔から、テレビにあまり興味がないんですよ。雑誌や音楽は好きで、大学四年生のときに休学して自分でウェブサイトを運営していました。自分の好きな地元のバンドを撮ってウェブ上にアップするということを一年半ほど続けていたのですが、このままやっていてもラチが明かないから就職しようと思って、たまたま受かったのがスペースシャワーでした。

 ——音楽に関係した仕事に就けたことでやりがいは感じていますか?

はじめはそれに携わることが出来ているというのでやりがい感じていましたが、今はもうないですね。

——慣れみたいなものですか?

慣れというか、自分がどういうことをこれからやりたいのかが見えてくると「好きなバンドに会えた」みたいなミーハー精神は徐々に薄れていくものですね、意外と。そういうのは僕の場合、少し前のスピードの島袋寛子さんで終わっています(笑)

——これからが見えてきたというと?

1年目営業にいてそれから4年番組制作をやっているのですが、社長なんですよ、本当のプロデューサーって。

番組を作るためにはお金が掛かりますよね、そのコストを何で賄っているかというのはまた違う部署が担当しているわけじゃないですか。民放の場合は広告収入で成り立っていますが、CS放送は主に視聴者の方たちから契約金として頂いたお金の中から予算が割り当てられています。視聴料がCATVやスカパー!経由でスペースシャワーに降りてきているので、番組の部分だけで終始しないというか。

本当は全部まかなえてプロデューサーだと思うんですよね。

番組制作という点で、うちの仕組み的にプロデューサーという肩書きが付いてはいるけど、プロデューサーって本当にこういうことなのかなって。それは僕自身が自分で映像を撮ってウェブサイトを作り、何でこれじゃ上手くいかないのだろうと悩んだところから出発していることに起因しているんでしょうけどね。

結局のところ、僕は番組が作りたいのではなくてメディアが作りたいんですよ。スペシャエリアが作りたいのではなくスペースシャワーそのものを作りたいということだと思います。

全部自分でやってみたいんでしょうね、自分の中での結論としては。

——将来の夢は社長?

うーん(笑)やっぱり、スペースシャワーに居るときは修業期間だと捉えていて、そのための場としてはすごく良いんです。僕はここに新卒で入ったので他の会社を経験していませんが、ただものすごく思うのは、一万人位の会社でもなく2,3人規模の会社でもないところを一社目に選べてよかったなあって。

というのも、スペースシャワーみたいな200人くらいの会社って、めちゃくちゃ大規模というわけでもないけど小さくもないし、総務や経理から営業まで大企業的なセクションも一つ一つはあるけど人は少ないから、横のコミュニケーションがすごく良く取れます。

横断しやすい分、どんな人がどんな所でどんな仕事をしているか分かるし、全体が見えるので、そういうのは修業にもってこいだなと。

規模感的にスペースシャワーはすっげえイイです(笑)

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——もし会社の方からお金が出て、子会社作って好きなことやってみろと言われたらやりますか?

一目散にやります。でも本当に新しいことやろうとしたら、事業プランや会社内でのポジションも相当整った状況じゃないと厳しいですよね。新しい番組くらいだったら予算を下してもらうのもそこまで大変ではないんですけど。

例えば、スペースシャワーの中にWWWというのがあるのですが、それを新規事業として立ち上げた先輩なんてそのときめちゃくちゃ準備していたし(笑)会社からお金をもらうってこういうことなんだな、みたいな。僕普段ちゃらけてるんですけど、入った1年目からいつか来るときのためにお金貯めてますね。

うちは若い人が多いということもあり、事業プランを出しやすい環境だとは思います。

社員の声やアイデアを役員が蹴るってことはないですし、他社さんよりはハードルは低いでしょうね。

もちろんそれが事業的にどうかということは判断されますが、若手でもこういうことがやりたいというのであれば、とりあえず企画書書いて出せば、意外と何とかなったりすることが日常的にあります。

スピード感で言ったら真ん中位なんじゃないですか。製造業とかの大きい会社よりは早いし、かと言ってIT企業よりはずっと遅いと思うので。最近ネット企業もエンターテイメント業界攻めて来ているし、うかうかしてられないですよね。さっき言ったように、スペースシャワーって会社自体が様々なプラットフォームに支えられて出来ているようなものだから、スペースシャワー単体でもやれることを考えていくべきだとは思います。

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自分が作りたいものと視聴率が取れるものの兼ね合いはどうしていますか?

少し前までは売れている人をどう見せるかということに興味があったんです、僕の仕事ってそういうことだし。

でも最近、自分の本当のところってなんか違うんじゃないかって気がしてきました。もっとローカルなところに視点を当てていきたいですね。

スケールの大きい話になっちゃうのですが、日本は既に成長のピークを迎え、社会全体の雰囲気としてがっつくモードでも無くなってきていると思うんです。生活の豊かさを面白がっていくというか。そうなったときに、今テレビの中で売れている人だけを推していくというよりは、文化自体と一緒に進んでいきたいなという気がしていて。刹那的なものはちょっともういいかなって思っています。かと言ってバランスなので、そこは難しいですけどね。売れている人にもバックグラウンドがあって全部繋がっているとは思うんですけど、派手さだけを求める感じではないというか。

アーティストさんから学ぶこと、近くで見ているからこそ知れた一面などはありますか?

やっぱりメディアに出る人ってどうしても裏表があると思うんですが、一番そういうのがない人の例はAIさんです。楽屋と一緒じゃん!みたいな(笑)

この前まで司会者だったきゃりーちゃんは、とにかくこの二年間でめちゃめちゃ売れていきましたね。それを横で見ることは出来たのは良い経験というか、もう一生無いだろうなあ。

——普段もあんな、ほんわかしたタイプなんですか?

天然な子と思われるでしょうけど、普通の常識的な女の子ですよ。

 

自分が好きなアーティストを何とかしたい、という気持ちはありますか?

協力したいというのはありますが、それでヒットするとは到底思えないですね。

アーティストの売れる売れないに関して、僕の中に確固たるものは全く無くて。番組の人とかよく言うんですよ、あのアーティストがまだ売れていない頃に使ってあげたらヒットした、とか。僕は全く信じていないです。そんなもんかな、売れるって、みたいな。何かを誘発するきっかけにはなるかもしれないけど、そこで確実に売れたというのは無いのではないかと思います。

特にスペースシャワーって、もうちょっと二人三脚というか。アーティストをメディアの力でヒットさせるというより、その人たちが潜在的にいい物を持っていて、売れる過程で一緒に歩んでいく、という感覚です。

昔から手作り感があるってよく言われるんですよね、スペースシャワーって。

民放に比べたら予算や設備もそうですし、スタッフも素人っぽいというか。それが逆に面白いんですよ。

アーティストに対する情熱とか愛情には負けないものがありますね。

距離は近いですよ、間違いなく。

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働く上での原動力は?

自分の人生の先にものすごく楽しいことがある、全部自分が満足した状態があるんじゃないかっていうのが大きいです。モテたいとかじゃないですね、意外と。いや、あんのかな?多少は(笑)有名になってみたいっていうのはありますけど。

はじめは番組に携わることが楽しくてそれ自体が原動力だったんですけど、僕来年30で、もうやるっきゃないっしょ!みたいな。今が面白くないと思っているんですよ、常に。もっと面白い状態があるんじゃないかって。それってもしかしたら一生続くのかもしれないですけど。

生き甲斐を教えて下さい

最高のパーティーしたいんですよね。

僕のブログのタイトルに、「サニーデイ・サービス」の『LOVE ALBUM』の一番最後の曲にある“ぼくらのパーティーの時間まで あとほんのすこし”っていう歌詞をかりているんですけど、僕それめっちゃ好きで。

僕らのパーティーの時間まであとどのくらい?って自分の中でいつも思っています。

それが何でどういう人が居るのかとかは分からないですけど、みんないい状態でパーティーしている絵がいつかあれば良いなって。でもずっと来ないみたいな(笑)まあでも来るときは来るのかも知れないですけど。これは結構やってやったな、っていう時が。

こういう青臭いことは昔から思っていて、今思うと学生時代は世間をなめ腐っていましたね。高校のときの仲良い奴らもみんな、ジャンルは違えど攻めていて。「ほんま余裕やなー、28くらいになったらエラいことなってるわ」とか言っていました。そのくせ蓋を開けてみたらみんなそこそこ、みたいな(笑)

最近になると出会う人も変わってきて、それからは自分の周りにも変化の兆しが見えてきましたけど、ある種これってぐちゃぐちゃした期待というか。自分がやったー!ってなるのは勿論ですが、パーティーって一人じゃ出来ないじゃないですか。周りも含めてよかったねえと思える瞬間が一生に一度は欲しくて、そのためにやっているところはありますね。だから色々な関わりを大切にしたいし、とはいえ友達だから一緒にやるというのも違うんですけど。自然に集まるべくして集まった人たちと、俺ら全員アガッてたね、みたいな。そんなんを目指しています。

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インタビューにもあったように本当に明るくアットホームな雰囲気の社内で、皆さんのびのびお仕事されている印象を受けました。

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普段見れない撮影の裏側を案内していただきました!

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そして!そんな串田さんが制作している番組がコチラ!!

初回放送】毎週水曜日19:00~20:00(生放送)
【リピート毎週木曜日23:00~、毎週日曜日24:30~

【VJ】サイトウ“JxJx”ジュン(YOUR SONG IS GOOD)、桜井玲香(乃木坂46)、清水富美加、玉城ティナ、ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)

 

毎回豪華なゲストを招き、新曲&ライブ情報など最新のミュージックシーンはもちろん、アーティストの個性を引き出すトークにも注目です!

私が収録スタジオに潜入させて頂いたときは「禁断の多数決」さん、「二階堂美和」さん、「The birthday」(大好き!個人的に!笑)からチバさんクハラさんでした。

“音楽とみんなが集まるエリア” 『スペシャエリア』なだけあり、和気あいあいとした雰囲気が視聴者にも伝わる見どころいっぱいの番組!

USTREAMもやっているそうなので、ぜひチェックしてみてください♪

↓ ↓ ↓ ↓

 

 

 

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atsushi

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