学生インタビュー

日中韓の学生が共に本気で戦うビジネスコンテスト/OVAL JAPAN

東アジア発のグローバルリーダーが生まれる、学生のための国際ビジネスコンテストを運営するOVAL実行委員会を取材しました!

 

 日本・中国・韓国、各国の学生が1人ずつ、3人1組となって共に戦う国際ビジネスコンテストOVAL を運営するOVAL実行委員会の委員長・本橋さん、広報局・田子さんに取材しました。  コンテスト中多くの中韓の学生と接して驚いたこととは?  国際ビジネスコンテストを各国の学生が協力してつくることならではの難しさとは? 
活動のやりがい・面白さもお聞きしました・ω・!

 

活動内容を教えてください。

本橋:活動の目標を、「東アジア発のグローバルリーダーの輩出」とし、 これを達成するために毎年8月に国際ビジネスコンテストを開催しています。 OVALの特徴として日本・中国・韓国に支部がありますので、 その3支部で協力してコンテストを運営しています。
また8月のビジネスコンテスト以外にも、「国際」や「ビジネス」に関連するテーマで講演会やセミナーを開催しています。

 

どのようなコンテストを開催しているのですか?

本橋:日中韓の学生を各国30名ずつ集め、 そこで、日本vs中国vs韓国、という構図ではなく 各国の学生が1人ずつ、3人1組となって計30チームで テーマに沿ってビジネスプランを競い合います。 去年のコンテストテーマは「衣食住」でした。

参加者は全員初対面のチームで、1週間、英語を用いながら ビジネスプランを恊働して作り上げて行きます。 開催場所は日中韓持ち回りでやっていて、今夏は北京で開催されます。

 

 

昨年度コンテストではどのようなビジネスプランが立てられましたか?

本橋:チームによって本当に様々なアウトプットがありました。 例えば昨年度のコンテスト優勝プランは、 日本の若手デザイナーを集め新たなブランドを立ち上げ、 そのブランドの製品を中国の偽ブランドに飽き飽きした富裕層に売る、 というシステム構成のためのプラットフォームをつくる、 というプランでした。
このプランの背景には、 中国の学生が持っていた「中国の富裕層の中には偽ブランドに飽き飽きしている人もいる」という気付きと、 日本の学生が持っていた「日本では若手のデザイナーが、やる気や才能はあるのに チャンスに恵まれていない」という問題意識がありました。
これら2つをすり合わせることによってこのような優勝プランが出来たんですね。

 

 

去年のコンテストテーマはなぜ「衣食住」だったのですか?

本橋:「衣食住」というのは文化的差異が出やすいですよね。 各国の料理も違うし、生活環境・文化ももちろん違います。
OVALが国際ビジネスコンテストを開催する目的は、 「良いアウトプットをすること」ではありません。 「東アジア発のグローバルリーダーの輩出」という団体の目標のために、 若い学生にどのような経験が必要かと考えた時にやはり、 「日中韓の学生で恊働して一つのビジネスプランをつくりあげていく プロセスの中で文化的な差異や、共通点を実感し、理解し合う経験」 が重要なのではないか、というように捉えています。
このような文化的差異が出やすいテーマについて多国籍でディスカッションをする中でこういうところが違うんだ、こういうところが同じなんだ、という 気付きを得る体験をしやすいのではないか、ということで「衣食住」をテーマとしました。

 

実行委員としてイベントを運営して、実際にどのような違いや共通点を実感しましたか?

本橋:スタッフとして各チームのディスカッションを見て、 一概には言えませんが各国の参加者にそれぞれ傾向があるな、ということを感じましたね。
まず中国人ですが、彼らは一番ビジネスに関する知識を持っているように感じました。そのため、議論を主導したのは中国人だったことが多いように思います。
韓国人はどのような立場をとるかというと、 彼らは英語が非常に上手く、加えて日本語・中国語が出来る参加者もいました。 そのため、英語での議論が白熱していく中で齟齬が出て来てしまった場合に 日本語・中国語を話して齟齬を無くしていくということをしていましたね。 議論を円滑に進められるのは韓国人の働きによるところが大きい部分もありました。
日本人は、仕事に対するこだわりや、きめ細かさが ビジネスプラン設計の際も強みとして現れていました。 また、他のメンバーの意見に対して、なぜこのように言っているのだろうか、 という背景を論理的に考え、それらの意見を一つにまとめていこうと努力する傾向があったように思います。

 

 

コンテスト中多くの中韓の学生と接してなにか驚いたことはありましたか?

田子:中韓の学生の中には本当に日本のドラマやマンガをよく知っている人が多いことですね。マンガが好きな人ほどたくさん交流ができると言ってもいいくらいだと思います。 参加者の中国人の方と日本のドラマの話でもりあがったこともありました。

本橋:昨年度の優勝プラン、日本の若手デザイナーと中国人富裕層を繋げるWeb上でのプラットフォームの作成、のプレゼンの際に、実際にそのWebコンテンツの試作品を作ったり、プレゼン資料も企業が作るようなクオリティの高いもので驚きました。 それはそのチームにたまたまWebスキルの高い学生がいたというわけではなく、 傾向として韓国人学生はITスキルが非常に高いですし、中国人学生はプログラミングが英語と同じように必修なので彼らはプログラミングができるんですね。 このような彼らのスキルはすごいなと思いました。

 

 

去年のコンテスト運営を通して得たものはなんですか?

本橋:日中韓のOVALスタッフ同士で会議をするのですが、そのような国際的な場での意見の通し方や議論の進め方というのは学べたかなと思います。 文化的な考え方の違いから、議論が円滑に進まなくなるときもありますし、 自分たちの思う正解ばかりを言っていても意見は絶対に通りません。
そのような場面で、お互いに何故このように言っているのか理解しよう、 という姿勢を持ちつつ、自分たちの意見も寄せて、 最終的に一つにまとめていく、というプロセスの作り方を学びました

 

OVAL JAPANに入ったきっかけはなんですか?

田子:去年大学に入学した当時は、国際交流にはほとんど興味はありませんでした。しかしそんな中OVALではない団体が目当てで、ある合同説明会に行きました。そこでビジネスコンテストをツールとして国際協働の経験を得るというOVALの活動を知り、楽しそうだなと思い参加を決めました。
実際にスタッフも参加者も他国の学生との本気で行うディスカッションが多いので、単なる国際交流以上の経験が出来たと思います。

 

 

活動におけるやりがいはなんですか?

本橋:団体としては、参加者の方々から「世界で働くためにまだまだ頑張りたいと思った」「今後に繋げていきたい」というような声を頂いた時に、 自分たちの活動が参加者にとって何かしらの価値を提供できているのだと実感することができて、やりがいに感じます。 僕たちの団体では、団体の社会的存在意義を考えること、 なぜこの団体が必要なんだろう、ということを常に考えるようにしています。 私たちは「東アジア発のグローバルリーダーの輩出」という目標のために、 日中韓でのビジネスコンテストを通して、文化的差異を実感し、理解しあう機会の提供を目指していますが、参加者の方から『コンテストを通じて未来に対して主体的にアクションを起こしていきたいと思った。』という言葉を頂けると活動の意義を感じることが出来て、嬉しいです。

個人的には、僕は外国人の友人が欲しいと思いOVAL実行委員会に入ったのですが、思っていた以上にたくさんのつながりができ、さらにお互い真剣に議論をすることにより、深いつながりが持てたことが嬉しいです。仲良くなりつつも、一つのコンテストをつくりあげるために緊迫感を持ったディスカッションもします。ONとOFFの切り替えがしっかりできている人が多いので、とても充実した時間を過ごせるということも楽しいと思いますね。

 

今年のコンテストの目標はなんですか?

本橋:今年のOVAL実行委員会としての目標は、チームの構成員一人一人の意見を引き出しながら組織の成果を最大化するリーダーである、「ファシリタティブリーダー」を、コンテストを通して日本の学生から輩出することです。

私たちは、どうしたら東アジア発のグローバルリーダーの輩出が出来るかということを考えて活動しますが、その際に日本人が目指すべき具体的なグローバルリーダー像についても考えています。 そこで、ファシリテーション能力を持ったリーダーシップ像である「ファシリタティブリーダー」は、日本人特有の「調和性」を最も活かせるリーダー像だと考えました。

「中韓の学生チームメンバーとのディスカッションの中で 日本人の学生がファシリタティブリーダーシップを発揮して、 それぞれの特徴を活かしながら議論を活性化させていく」 というコンテストを作り上げられたら、日本人参加者に対しての価値提供として最も意義があるだろうと考えています。

 

本橋さん、田子さんありがとうございました!

 

今回取材したOVAL JAPANのホームページです!
http://www.ovaljapan.com/

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gakuseikichi

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