学生インタビュー

平和への第一歩は相互理解。/日本ルワンダ学生会議

今回は日本ルワンダ学生会議、宮本さん、白川さん、星野さんを取材してきました。ルワンダの学生と学術・文化的な交流をすることを主な活動としている団体です。

 

 

日本から遠く離れたルワンダという国の学生と交流できる機会なんてあまりありませんよね。そんな貴重な出会いを提供してくれるこの団体は、『相互理解』という理念のもと活動しています。

 

団体の概要を教えてください。

「日本ルワンダ学生会議は2008年に早稲田大学において開催されたフィールドワークに参加した学生によって立ち上げられました。そのルワンダにおけるフィールドワークを通じて、継続的に活動したいという想いが生まれ設立され、日本とルワンダの学生の文化交流を主な活動内容としています。その後2013年6月現在まで、9回の本会議を開催しています。その本会議とは、日本の学生とルワンダの学生が交流する場のことです。日本人の学生がルワンダに渡航したり、ルワンダ人学生を日本に招致するために助成金を申請したりしています。その本会議で何をするかというと、日本とルワンダの各訪問地にテーマを設定してフィールドワークを行ったり、学生一人ひとりがトピックを考えてプレゼンしたりディスカッションしたりします。そのテーマは毎回様々で、戦争や政治、さらには武士道に関することなど様々なテーマがありました。メンバーは日本・ルワンダの学生がそれぞれ約20人ほどいます。」

 

普段はどのような活動を行っていますか。

 「普段の活動は、週1でMTGを行っています。そこでは企画立案や各自が自由なトピックを発表する場を設けています。あとは本会議の準備やアフリカンフェスティバルに出店するための話し合いなどを行います。ルワンダのことを理解するための勉強会も行っていて、不定期で外部の方を招き講演会を開くこともあります。さらに本会議が終わると、活動報告書を作成し報告会を開催しています。イベントにも参加していて、他のyouth団体とコラボしたりもしています。」

 

 

ルワンダについて教えてください。

 「歴史的背景から簡単に説明すると、ベルギーの植民地時代に、ベルギー政府によってフツツチ・トゥワの3グループに明確に分けられました。人口の約9割を占めるフツツチがベルギーを通して支配していた感じなんです。しかし、フツの不満から反発が起こり始めました。そんな1994年にフツ政府のハビャリマナ大統領が何者かに暗殺されるという事件が起きました。フツの中の急進派はツチに犯人がいると思い込み、ツチを虐殺していきました。これがジェノサイドです。私たちはこれはとても計画的に行われたと思うんですよ。100日間に100万人というすごい数の人が虐殺されたからです。これは民族分断による偏見、プロパガンダ、国際社会の無関心によるものだと考えています。ルワンダ人が何の躊躇もなく同じルワンダ人を殺したなんて想像し難いことですよね。しかしそんな悲惨なことがあったルワンダの現在は、都市と農村の格差はあるにせよ、ジェノサイドがあったとは思えない程とても発展しています。外資系の企業も多く参入していますし、普通にケータイやパソコンを使っている人も多くいます。ジェノサイドを直接経験していない世代が増えてきて、ジェノサイドは歴史になりつつあります。」

 

目指す『相互理解』とはどのようなものですか。

 「『相互理解』というのは目に見える形にすることはできないし、その場ですぐに何か影響があるかどうかもわからないため、どう評価していいかもわかりません。ただ、人間同士の関係をつくっていき互いに理解し合えていれば、ルワンダという国でジェノサイドという悲惨なことは起きることはなかったのではないか。そう考えることからこの理念を掲げているわけです。解釈の仕方は一人ひとり違っていいはずですので、メンバー個人の想いに委ねているところがあります。長い目で見て活動していく中で答えを見つけてくれればいいですよね。でもホントは正直よくわからないんですよ(笑)よくメンバー間でもこの理念に関して話合いをし、『どういうことだろう?』とか疑問に思っています。メンバーそれぞれが『こんなものかな』と漠然と思っていることはありますが、確かなことはこの理念は目的ではないということです。」

 

活動のやりがいは何ですか。

白川「ルワンダの学生と会うことです。なかなか会うことはないですから。ルワンダの学生を日本に招致することができたときはモチベーションも上がりますし、ルワンダに行って再び会えることもとても嬉しいです。それとルワンダの学生と一緒に活動できるということで、企画をつくることにも力が入ります。」

宮本「学生だからやれることをやっていることですかね。学生という立場を生かすというか、日本人とルワンダ人という立場はあるものの、両者の利害を考えなくていいですしね。学生ということに甘えているわけではありませんが、やはりこれは学生でなければあまり経験できません。ルワンダ大使館の人とも仲良くなれますし。あと、逆に日本のことをよく知ることができる機会になるんです。ルワンダの学生に日本のことをプレゼンしたり場所を紹介するわけですから、勉強しなくてはいけません。日本のことを客観視できるとてもいい機会だと思っています。」

 

 

団体として特にアピールしたいことはありますか。

 「基本的にルワンダについて知ってもらいたいです。ジェノサイドを通してでもいいですし、実際メンバーもジェノサイドからの人も多いですし、かつて小さな国でそれだけの大きな虐殺があったことをもっと伝えていきたいです。ボランティアなどの形から入ることももちろんいいことですが、まずは歴史などの背景から知っていただきたいです。国際協力団体というのは教えることや何かつくることが多いですが、この団体は自分たちにとって得られるものがたくさんあります。どれだけ意義を見出すかも人それぞれだし、自己満足で終わるかもしれませんが、それでもいいんです。毎回の活動に何かしらの意味があるから続けられると思います。人間同士の関係をつくれることも素晴らしいことですね。」

 

学生に対して何か一言お願いします。

「しっかり考えることも大事ですが、悩むくらいなら一度やってみることです。それで合わないとおもったら違う道を探せばいいですし。やらないとわからないですから。あとはどう勇気を出すかですよね。それは人それぞれですし、友達に相談する、セミナー・講演会に行ってみるなどいろいろ見て、知って、それがキッカケになって一歩近づくことができるのではないでしょうか。」

 

 

 左から、星野さん、白川さん、宮本さんです。

取材を受けてくださって誠にありがとうございました!

 

日本ルワンダ学生会議は現在、新メンバー募集中です!興味のある方は下記のリンクもご覧ください!

HP⇒ http://jp-rw.jimdo.com/

Facebook⇒ https://www.facebook.com/japanrwanda?fref=ts

Twitter⇒ @japanrwanda

 

About the author

atsushi

Add Comment

Click here to post a comment

【日本初】この夏、留学。あのNASAに。

【日本初】この夏、留学。あのNASAに。

本要らず!エクセルの小技特集!!

本要らず!エクセルの小技特集!!

リアルすぎる?!ちょっとおかしな韓国語教室

リアルすぎる?!ちょっとおかしな韓国語教室

Follow Me