学生インタビュー

中国に一生の友人を/日中交流学生団体 京英会

<現地語>で行なう日中相互訪問プロジェクトを運営する 日中交流学生団体・京英会を取材しました!

 

  「日中の草の根交流を学生間から地域・社会全体に広げていく」という活動理念のもと、様々な日中学生の交流の場を提供している京英会。今回は夏に開催される「日中相互訪問プロジェクト」などについてお話をお聞きしました。 (筆者が先月留学した際に人生初の中国人の友達が出来たということもあり とても楽しい取材でした・∀・!)

【質問内容(一部)】
・メインの活動である日中相互訪問プロジェクトとはどんな内容ですか?
・昨年の日中相互訪問プロジェクトの中で得たものはなんですか?
・京英会での2年間の活動を通して、中国人に対するイメージと現実の違いについて何か見えてきたものはありましたか?  

活動内容を教えてください。

活動の軸を「中国人留学生と日本人学生の交流」として様々な活動を行なっています。まず主な活動として中国人留学生と日本人学生の交流の場の提供をしています。一緒に昼ご飯会や、餃子作りなどといった本当に身近な交流から、当団体の最も大きな活動でもある日中相互訪問プロジェクトの開催をしています。 次に勉強会です。題材となる社会問題は様々ですが、互いの国の就職観や戸籍問題などについて学生でももっと中国・日本のことを知っていこうという思いからこの取組みを行なっています。 他にはSNSでの中国語や日中の文化比較についての情報発信や、中国語での観光ボランティア活動も行なっています。(京英会のTwitterアカウントです。 https://twitter.com/jingyinghui) 京英会は支部が日本と中国の両方にあるので、これらの活動は中国でも日本人留学生と中国人の学生との間でほとんど同じ活動をしています。

 

メンバー構成を教えてください。

日本側は6人、中国側も6人です。日本側の6人は東京外大が多く、あとは慶應大学と立教大学から集まっています。 全員が中国語を学んでおり、今年は3、4年生が中心となっています。

メインの活動である「日中相互訪問プロジェクト」とはどんな内容ですか?

「この夏、中国に一生の友人を。」というコンセプトで毎年行なっているプロジェクトです。 東京・北京をそれぞれ1週間ずつ、計2週間を<現地語>で生活します。 毎年中国と日本から15人ずつ、日中友好に関心のある学生を募集し、夏に開催しています。 相互訪問期間中は、ディスカッションを中心に様々な活動を行います。 漆器作り、太極拳体験といった文化体験やホームステイ・寮体験、 街頭インタビューや地方での地元の方々との交流などですね。 2週間現地語での生活なので、日本滞在中は中国人参加者含め、全員常に日本語を話します。逆もまたしかりで、中国滞在中は全員中国語を話します。

 

 

昨年のディスカッションテーマとそのテーマにした理由はなんですか?またディスカッションの中で印象に残っているのはどのようなところですか?

昨年度は日中で共に深刻な問題となっている高齢化社会をメインテーマとして扱いました。 その上で高齢化社会に関連するテーマを3つ設定し、議論をしました。 晩婚化と就職観、老後の過ごし方の3つです。 ディスカッションでは、日中間の考え方や生活の違いや共通点を発見することができて、そしてさらに「なぜそうなるのか」というところに気付くことが出来るような議論を理想としています。 参加者にとっても海外の学生との直接交流という貴重な機会だと思うので、会話がしやすいと思うテーマを設定しました。 昨年度議論の中で最も印象に残ったのは結婚観の違いです。何歳で結婚したいのか、どんな結婚をしたいのかという話をした時に日本の参加者はこんな人がいいなとか、良い縁があれば結婚したいなという比較的結婚に対してそれぞれの理想を持っている印象でしたが一方で中国の参加者からは比較的みなさん同じように現実的な意見があげられましたね。 しっかりお金のある家庭の男に嫁がなければいけない、親族の問題で同じ地方の出身でなければいけないとかといった話があがりました。経済や家族の面を気にして、好きだから結婚する、というよりは色々な条件を満たすような結婚を望んでいるような印象でした。

 

今年度の日中相互訪問プロジェクトにおけるディスカッションのテーマは何ですか?

今年度のディスカッションのメインテーマは「教育」を扱うことにしました。 教育をメインテーマとしてディスカッションを行なう中で、教科書比較や学生生活の比較を行いたいと思っています。 例えば教科書の中で日本では南京事件と呼ばれる事象も中国では南京大虐殺と呼ばれ、その説明も違います。教科書比較ではこのように、歴史など同じ一つの事象に対してお互いにどのように学んで来たのか、何故違うのか、また違うとわかった上で、ではこれからどうしていけばいいのか、ということを話し合いたいなと思っています。

 

昨年の日中相互訪問プロジェクトを通して、一番印象に残っていることはなんですか?また得たものは何ですか?

やはりプロジェクトの最終日に北京で行ったまとめ会が一番印象に残っていますね。 相互訪問期間中の写真をまとめた動画を見て振り返ったり、一人一人感想を言ったりするのですがやはりそのときは、心から楽しかったと言ってくれていたり、涙を流していたりする人もいて感動的な光景でした。 僕たちの活動は、一見ただの学生の仲良し活動のように見えるかもしれません。でもそこで出来たつながり、若い頃に出来た絆があれば、僕らが10年後20年後社会に出て中国と何か交渉・協力する際に円滑に進むはずであり、あるいは歴史的・政治的原因からぎくしゃくした関係も、ある程度緩和できるのではないかという希望も見えています。

 

京英会での2年間の活動を通して、中国人に対するイメージと現実の違いについて何か見えてきたものはありましたか?

そうですね。 個人的な話になりますが、大学に入学し、中国語の勉強を始め、中国人の友人もできて、日本人と同じだな、と思うところたくさんあるんですよね。考え方が違うところもありますが、こんなに仲良くなれるものなのか、ということを思ったことを覚えています。 その後実際に中国に行き、留学や京英会の活動を通してまずはイメージだけで悪く思っていたところを改めなければいけないと思いましたね。 彼らは本当に思ったことはストレートに言います。そのため、仲良くなると、僕の髪型が変だ、ですとか歌が下手だとか言うんですよ(笑)。でもこういうことは彼らからすれば仲が良いから言えることなんだということに気付きました。反対に、彼らが楽しい、とかおいしいと言ってくれたときは心からそう思ってくれているんだということがわかり、非常に嬉しくなりますね。

活動のやりがいはなんですか?

この団体に参加した当時は、協賛を頂くための渉外担当だったのですが最初は右も左も何もわからない状態で、あまり上手く行きませんでした。しかし難しい状況の中でも、活動に賛同してくれてお金出して応援してくださる、企業、あるいは個人の方がいらっしゃるんですね。そういう方々に出会い、お話を聞いてくださった時はもうたまらなく嬉しかったです。 実際に2011年に初めての活動が成功した際に、報告書を持って挨拶まわりに行った時、また頑張れよという激励の言葉を頂きました。学生の活動って限界があると思うんですよ。それでもやはり自分たちの成長だけではなく、社会からも期待されているということが実感できると、それが充実感や自信につながりますし、やりがいにもなります。 あとは、やはりメインの活動である日中相互訪問プロジェクトが終わった時にやりがいを感じます。 最終日のまとめ会で泣き合う参加者を見て、大変な準備期間もあったけれども参加者や京英会のメンバー、関係者のみなさまの協力があってこそこの場をつくることができたと思うと、身震いするような思いになります。参加者の中から京英会を通してもっと中国について知りたいと思い中国への留学を決めた、という声も頂いたり日本で働くか、中国で働くか迷っていたけれど、相互訪問を通して日本で働けるんじゃないかという自信を得て、実際に日本で働くことを決めた中国人学生もいます。 相互訪問プロジェクトはたったの2週間ですがそれだけ他人の人生における大事な決断に影響を与えられるんだというのを感じると、不思議な感覚になりますね。  

 

 

今後の活動目標を教えてください。

2年間の活動を通して、参加者が一度きりで終わらずその後もずっと交流出来るきっかけとなる場の提供は出来るようになったかなと思います。 しかし、議論の面でもっとどん欲に気付きを求めていきたいと思いますね。せっかく日本語・中国語のエキスパート予備軍が集まっているという環境なので通訳や英語を介した議論ではたどり着けない結論を求め、社会に発信する価値のあるものも生み出していきたいなと思います。 あとは活動を続けて行くことですね。長く続く団体を作るために、新しいメンバーが入ってきた時にわかりやすいマニュアルがあったり、OB・OGとコンタクトが常にとりやすい状態であったり、そのような環境を大切にしていきたいと思います。   中山さん、ありがとうございました!   今回取材した京英会のホームページです! http://jingyinghui-tokyo.com/index.html

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atsushi

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