学生インタビュー

夢に向かって成長する人材を育てるには/学生ドリームプラン・プレゼンテーション

今回は学生ドリームプラン・プレゼンテーション(以下、学生ドリプラ)代表の新田達也さんにお話しを伺ってきました。学生ドリプラは学生が夢を語り、その夢の実現に向けて挑戦していける社会を目指しています。夢をプレゼンすることで育っていくのは、どのような人材なのでしょうか。

 

学生ドリプラとはどのような活動を行っていますか。

「そもそもドリームプラン・プレゼンテーションは『感動・共感、自立・創造、相互支援』を3大テーマとする10分間の体感型プレゼンテーションです。参加者が自らの夢をプレゼンテーションしてその夢を実現するために必要な、資金や仲間などの共感者を募るために行います。2007 年に東京で大人が夢を語るイベントとして始まり、2009年のドリームプラン・プレゼンテーションで大人が本気で夢を語り涙を流す光景に圧倒され、学生にもこの場を提供したいと思い学生ドリプラをつくりました。このドリプラとは、ビジコンのように優勝者などはいないし、賞金もありません。 プレゼンターが自らの夢が世の中に広まり叶ったときのストーリーを会場で語り、描いている夢の疑似体験を観覧者は味わうことができる感動と共感の体感型プレゼンテーション。それがドリプラです。学生ドリプラはプレゼンターを募り、その夢を一緒に応援するべく半年間の相互支援会でプレゼンを作り上げていきます。」

 

 

新田さんはなぜこの活動を始めたのですか。

「それは多くのすてきな出会いのおかげです。僕はもともと弁護士になりたくて大学に進学しました。しかし大学で周囲の人たちの熱意のなさに、ここになにをしたくて通っているのか疑問に思うようになりました。そこでLawスクールでダブルスクールを始め、そこでの出会いが大きな転機となりました。そこには僕の他に2人、1年生がいて話をするうちに圧倒されてしまったんです。自分の目指していた弁護士という職業がただの目的になっていたことに気づかされました。仕事を通して世の中のために何かしようなんて考えたこともありませんでしたからね。その時、僕は本当にやりたいことが何かわからない状態でした。そして世の中のことについていろいろな話をしていくうちに、若者の意識の喚起をしなくてはならないと実感しました。その2人が学生団体、星燎会を立ち上げるということで僕は、この2人についていけば何か変われて、夢が見つかると思いついて行くことを決めました。意識の喚起をすべく、まずは20代の若者の投票率向上を目指し半年間チラシ配りなどを頑張りましたが、自分たちの影響力のなさを実感してしまったんです。このまま続けても何も変わらない気がしました。そこで個人が力をつけてからまた集まろうということになり一度その団体の活動は休止することにしました。

 

その後、新たな学生団体、BIGUP大阪を立ち上げました。この団体は『大阪を盛り上げる』ことを目的にしていたこともあり、あるとき吹田市議会議員の神谷宗弊さん、有限会社エムアンドエムフーズ代表取締役の大橋正伸さんとお話しする機会がありました。この出会いもとても大きな意味がありました。3人で話をしていたら、やりたいことが一致して500人規模のイベントを開催することになりました。このイベントでは、先ほどのLawスクールで出会った2人が1人は代表して500人の前で堂々と話し、もう1人は司会を務めていたなか、すごいなと思いながら僕は裏方で仕事をしていました。しかしイベント後、大橋さんは裏方の僕のことを直接ほめてくれたんですよ。『大勢の人の前であれだけ堂々と想いを語れることもすごいが、その人を支えてきた君が一番すごいよ。』って言われて、僕はその時この人について行こうと決めました。カバン持ちと運転手として大橋さんについて行き、仕事とはなにか、夢はどのように叶っていくのかなどたくさんのことを教わりました。そんなある日、東京におもしろいイベントがあるから見に来い、と言われたのが2009年のドリプラでした。

 

大人が本気で夢を語る姿に感動し、当時は大阪でもドリプラが始まったばかりということで、関わるようになりだんだん広まっていきました。しかしまだ大人のみで学生にはあまり知られていなかったため、学生にもできたらいいなと思っていました。それに大学1年の誕生日にLawスクールで出会った2人からもらった本がなんとドリプラの主催者、福島正伸さんの本だったんです。大学1年のころ夢がなくなり、やりたいことが分からなくなってからたくさんの本を読んでいたんですが、その本に気づいて、これまでの経験すべてが「学生が夢をもっと純粋に語れるようになれたらいいのに」という想いにつながっていたんです。ですから、僕が学生ドリプラをやらなくてはという使命感のようなものが芽生え、学生ドリプラを始めました。」

 

ドリプラを通してどのような人材が育ってほしいですか。

「一言でいうと、自立型人材が育っていってほしいです。それは、いかなる条件・環境でも自らの力で道を切り開いていける人材です。何かやろうと思ったときになんの制約もなしに、なんでも手に入ることなんてまずないですよね。その制約があることが当たり前の状況で、自分の得たいことを実現できないとダメだと思うんです。だからドリプラのプレゼン自体にいろいろな制約があるんですよ。動画は使えないし、写真は自分で取らなきゃいけない、音楽もオリジナルなど他にもたくさんあります。それは、今後社会に出てやりたいことを実現するときに自分自身で乗り越えていってほしいという想いが強いからです。そのために相互支援会という、プレゼンター全員で集まりスタッフと一緒にブラッシュアップしたり、どうやったら世の中に価値を創造できるかなどを学ぶ機会を約半年間設けているわけです。」

 

 

 

 

人が成長する過程で何が大切だと考えますか。

「正直これといった答えはまだありません。ですが、これは人が成長するってことをどう考えるかによって違うと思います。単に知識や経験が増えることが成長ではなくて、社会にとって必要な存在にならなければならないと思うんですよ。社会人になって周りから求められることが大切だと思います。そのために何が必要かってい言うと、なにか新しい価値や感動を提供できることが大切です。それは会社で働いて、会社が出している商品・サービスを通して価値を提供すること、資格をとってその価値を提供したりといろいろあります。このことはドリプラの定義である 『社会に新たな価値を提供する感動と共感の体感型プレゼンテーション』 にも関わってきています。」

 

夢の実現に向けて挑戦し続ける人をどのように支援していきたいですか。

「支援者としての考えは、重要なのは目の前の問題を解決してあげることではなくて、その人自身の力で問題を解決していけるように育成することです。やはり自立型人材という考え方に則って物事を取り組んでほしいです。 自分の力で道を切り開いていける人材が増えれば、共感してくれる人を自分で見つけて一緒に活動していくこともできますし、資金が必要なときは自分で出資者を集めることができます。プレゼンターのためにできることは『信頼して受け入れること・やる気を支援すること』だと思っています。」

 

 

普段の活動で、特にアピールしたいことはありますか。

「それはドリプラ自体がすばらしい活動だってことの顕れだとおもうのですが、各地でいろいろなドリプラが行われていることですね。学生ドリプラでは、大阪・名古屋に引き続き東京にも支部が出来ましたし、業界・業種別や地域、企業内でのドリプラを行っているところが全国にあるんです。ほんとに子どもから大人までのすべての人が携われる余地があります。学生だからできるいわゆる学生団体はとてもたくさんあります。しかし、何年も続く団体はそう多くはないでよね。本当にその理念を成し遂げたいのか疑問だったり、イベントを開催すること自体が目的になっていたりと、そういう団体が多いと思います。その点、ドリプラは幅広い層の人が関わりあえて、その圧倒的な層で世の中を巻き込む力を秘めています。」

 

最後に、学生に向けて一言お願いします。

「何かやろうと思ったら、まず『できるか・できないか』を考えてはダメです。それは、たかが20年ほどしか人生経験のない学生にはできないことの方が圧倒的に多いに決まっているからです。やったことのないことに自信がないのは当たり前じゃないですか。だから自信がないって一番危ないことですよ。ですから、『やるか・やらないか』を決めるべきです。そうすれば、どうやったらできるのかを徹底的に考えるはずです。人は挑戦しないと成長が遅れると思いし、やって後悔するよりも、やらなかった後悔のほうが大きすぎるはずなんです。よく偉人や有名人が達成したことを自分にはできないって思いますよね?でもそれってその人のその時しか見てないからなんですよ。どんなことでも最初は一人からのスタート。そこから広がっていった事しか見ていないとできないと思ってしまう。それでも一人で諦めることなくやり続けることしかないと思います。」

 

 

 

取材を受けてくださった新田達也さん、誠にありがとうございました!

 

 

学生ドリプラTwitter⇒@gakusei_drepla  

新田達也Twitter⇒@nittatsuya

Facebook⇒https://www.facebook.com/gakusei.drepla

 

About the author

atsushi

Add Comment

Click here to post a comment

【日本初】この夏、留学。あのNASAに。

【日本初】この夏、留学。あのNASAに。

本要らず!エクセルの小技特集!!

本要らず!エクセルの小技特集!!

リアルすぎる?!ちょっとおかしな韓国語教室

リアルすぎる?!ちょっとおかしな韓国語教室

Follow Me