その他 企業研究

Wikimedia財団/世界中で、自由な知識が広まることを支援する

Imagine a world in which every single human being can freely share in the sum of all knowledge. That’s our commitment.


こんにちは。ガクセイ基地の五十嵐です。

 先月2月3日、東京大学でWikimedia Conference Japan 2013が開催されました。当日は世界中で非常に多くの人が知っている無料の百科事典サービス、Wikipediaを運営するWikimedia FoundationのJay Walsh氏による基調講演や、様々な大学、研究所によるWikimediaに関連した講演が行なわれました。

 今回は、当日Wikimedia FoundationのHead of Communicationsとしてご活躍されている Jay Walsh氏にお話をお伺いすることが出来たので、その内容をお届けします。 ※ version 1 by Nohat (concept by Paullusmagnus); Wikimedia.

質問内容(一部) ・Wikimedia財団で働くチャンスはありますか?またどんなスキルがあるといいですか? ・Wikimedia財団で働く上でのやりがいは何ですか?

 

 Wikipediaを編集しているWikipedian(Wikipediaの編集作業への参加者)は世界中に多くいますが、日本の学生参加率について教えていただけますか?

特にデータ分析はしていませんが、大学でWikipediaの編集を行う授業などを行っている学校なども多くあるので、学生の比率は世界的に多いです。

 

 

日本でも多くの学生がWikipediaを利用したことがありますが、学生がWikipedia発展のために出来ることはありますか?

Wikipediaの記事の編集はもちろんして欲しいですが、カナダの学生が図書館に一つのビンを設置して、「自由な知識を愛するなら寄付をお願いします」という活動をしてくれた結果、多くの寄付金が集まったというエピソードがあります。また、まだまだWikipediaが寄付金で運営されていることや、知の共有が人類にどれほど重要なことであるかが普及していないと思いますので、学生同士でも、家族内でも啓蒙活動をしてくれると嬉しいですね。これはWikipediaに関することだけでなく、メディアリテラシーを考えるきっかけにもなると思います。現在の高校生や大学生は上の世代に対しても、下の世代に対してもメディアリテラシーやデジタルな社会を伝えるのに非常に適した年代だと思います。

 

現在財団が抱える課題の一つとして参加者数が横ばいであることを挙げていますが、もしWikipedianに何らかの報酬を出したら記事が増えるのか、という調査を行なったことはありますか?

だいぶ前にそのような話があがったことがありますが、Wikipedianが断固拒否する、という結果で終わりました。この話題が出る度に、もしWikipediaの中にお金が入って来てしまったらその中立性が守れなくなるかもしれない、という結論になります。自分の愛することをやっている時には、時にはお金は発生しない、ということじゃないかなと思います。

Wikimedia財団で働くチャンスはありますか?またどんなスキルがあるといいですか?

もちろん!Wikipedia財団では世界中の人が働いていますし、FacebookやTwitterからの転職者もいます。Wikipedia財団では技術者を歓迎しています。また、オンライン上でのコミュニティ運営経験などがある人もいいかも知れませんね。

 

Wikimedia財団で働く上でのやりがいは何ですか?

Wikipediaはツールなので、例えとして水のように蛇口ひねったら出る、というように考えられることもあります。しかしその裏にはボランティアとして編集しているWikipedianが大勢いるので、彼らの「自由な知識を愛する」というコンセプトや思想に触れた時の感動、というのがとても大きいです。

 

Walshさんが若い世代に期待することは何ですか?

若い人はとても大きなアイデアをたくさん持っている。それらはすごく貴重なものなので、追究していって欲しいなと思います。諦めずに人類のために何が出来るのかを考え実行して欲しいと思いますね。

 

現在の日本の学生の中には、将来何をすべきなのかが分からないという学生が多くいます。このような学生に何かアドバイスを頂けますか?

昔は、親の仕事を継ぐなど、仕事のイメージがしやすかったですが、今は役割が細分化専門化されるだけでなく、新たなビジネスが生まれて多様化している時代なので、何をしたいのかを見付けるのが難しいのは当然だと思います。しかしそれらは悲観することでは無く、自分をよく見つめるチャンスだと思えばすごく良いことです。言葉にするのは少し恥ずかしいですが、やはり自分の心の中で一番信じているものを追究することが良いと思います。今の時代は自分の信じているものを追究して生計を立てることも可能だと思いますしね。

 

大変貴重なお話をありがとうございました!

 

Wikimedia財団について

ミッション:世界中で、自由な知識が広がることを支援する

目的:世界中のWikimedianの活動を支援すること

仕事内容:広報、研究、システム管理、運営に必要な財源の確保(※)、Wikimedianの活動を支援することなど。

※Wikimedia Foundationは非営利組織です。

Imagine a world in which every single human being can freely share in the sum of all knowledge.

That’s our commitment.

 

編集後記 お話の中で学生がWikipediaの新しいページを作る授業を取り入れている大学がある、という情報がありました。後に調べてみると、「Wikipedia Education Program」というプログラムが出て来て、その概要(Program overview)を読むと、Media literacyやCritical thinking, Collaborationなどの6つの利点を知ることができ、非常に面白そうだなと思いました。Walshさん、ありがとうございました!

 

About the author

atsushi

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