野村総合研究所(NRI)/社員をプロフェッショナルに育て上げる

みなさんは野村総合研究所という企業と関わったことがありますか？

学生で直接接点のある方は恐らく少ないでしょう。

しかし、私達がいつも手に取る商品・利用しているサービスを作っている会社を影で大きく支えています。

今回は野村総合研究所の基盤サービス事業本部・金融資産運用基盤サービス部で、活躍されている入社２年目の内川亜美さんにお話を伺いました。

ー具体的な仕事内容を教えて下さい

主に金融機関向けシステムにおけるネットワーク基盤の新規構築やエンハンス業務を担当しています。

「基盤」とはなかなか聞きなれない言葉だと思いますが、サーバやネットワーク等、システムを下から支える土台となる部分です。

 ー仕事のおもしろさ・やりがいはどのような時に感じますか？

やはり、自分の設計、構築したネットワーク基盤が、クライアント様のニーズに合っていて満足していただけたときですね。

自分の携わったネットワーク基盤の上でシステムが動き、社会に貢献することができたと実感したときに仕事のやりがいを改めて感じます。

ー逆に大変だと感じることはありますか？

私だけでなくシステムの仕事に携わる人全てに当てはまることですが、24時間365日動き続けるシステムを構築・維持管理することはとても大変です。

特に私たちが携わるシステムは社会的な影響も大きく、重大な責任感が伴います。

仕事を始めて改めて、普段当たり前に使っているシステム・アプリ・ネットワークも、裏で支えている人がいるからこそ利用できるのだとありがたく感じるようになりました。

ー就職活動について・現在の勤務先を選んだきっかけ

学生時代に夏のインターンシップに参加したことがきっかけです。

野村総合研究所の社員は一人一人がプロフェッショナルとしての意識を高く持って仕事をしていると聞いていました。

実際にインターンに参加し、社員の方と全く同じ業務を一緒に行わせてもらう経験を通して、実際に社会人として成長出来る場があると感じたことが野村総合研究所を選んだ一番の決め手です。

ー実際に働いてみて感じた魅力・プロ意識を高める要因

早い時期から大きな仕事を任してもらえることが嬉しいですね。

私はまだ入社2年目なのですが、1年目の冬にネットワークに関する大きなプロジェクトを、私が主体となって行わせていただけるチャンスがありました。

ネットワークが繋がらないことでシステムに及ぼす影響範囲はとても広いので、責任感や緊張感はあったのですが、そこでの経験が自分を成長させたと今でも実感しています。

当然先輩たちからサポートをいただきますが、このように仕事に対しての責任感を若い時から経験できることが、技術的な能力やプロ意識を高めているのではないでしょうか。

また研修も多く、自分の業務に関する技術分野の研修だけでなく専門分野以外の研修も受けられることが自分のスキルアップに繋がっていると思います。

自分の仕事に没頭していると、どうしても他の分野に疎くなってしまいがちなのですが、研修で補うことができてありがたいです。

ー社員の方はどのような人が多いですか。

貪欲な方が多いと感じますね。

自分がやりたいと手を上げた仕事はやらせてもらえる環境があることが、仕事に対して貪欲な社員を生み出す原因ではないでしょうか。

またいろんな専門分野を持っている方がいて、文学部から院卒の理系までと本当に多様です。

このように分野を混ぜ合わせることで、新しくおもしろい仕事が生まれているのだと思います。

ー仕事で必要と感じるスキル・学生時代に意識しておくべきこと

2点あるのですが、1点目は人の話を正しく聞くこと・自分の話を正しく伝えることです。

仕事上でのミスは技術的なことよりも、実際はむしろクライアント様との会話での些細な認識の違いにあると思います。

仕事をこなしていく程このことが重要だと感じるようになりました。

2点目は時間の使い方です。社会人になると、仕事でもプライベートでも時間が足りないと感じるこが多くなります。

仕事では締め切りが発生するので、私は実際の締め切りよりも早い自分の締め切りを目標にして、そこに合わせて仕事のスケジュールを立てています。

特に時間の使い方に関しては、学生時代にもっと意識して習得しておけばよかったと痛感しています。      

ー内川さん、ありがとうございました！

【編集後記】

初耳で驚いたのですが、野村総合研究所はセブン＆アイ系列のお店で使用できる電子マネーnanacoの総合的なサポートをおこなっています。

今回取材させていただいた内川さんの業務のように、野村総合研究所が一般消費者に直接商品を売ることはほとんどありません。

しかし企業向けにコンサルティングやITソリューションを手がけていて、私たちの生活を支えている社会の、縁の下の力持ちのような仕事を担っているのだと感じました。

内川さん、貴重なお話をありがとうございました！    

＜関連記事＞

問題発見や課題解決の一連のプロセスを扱うトータルソリューション/野村総合研究所