学生インタビュー

jolybee/「スモーキーマウンテン」で暮らす子ども達のために

”「スモーキーマウンテン」という言葉を知っていますか?”

 

フィリピンの貧困地域の支援をしている国際協力学生団体jolybee
フィリピン支援活動の一環として、国内での勉強会や訪問授業も行なっています。
今回は、代表の山本純也さんに、国際協力を始めた理由や、国際協力活動する上で難しいことなどについてお話をお伺いしました。

 

設立の経緯はどのようなものだったのでしょうか?

ー現在3年生の団体創設者が、1年次の夏休みにフィリピンに行ってきました。その時に、「スモーキーマウンテン」というゴミ山を目の当たりにしたんですね。僕も今年の3月にフィリピンに行って見てきたのですが、現地の小学生くらいの子どもは、まだ子どもらしい明るい笑顔で暮らしています。しかし、中学生くらいの年代の子ども達になると、その笑顔がだんだんと無くなっていくんですね。人づてに聞いた話になりますが、ゴミ山出身ということだけで、就職をはじかれてしまうこともあるそうです。jolybee創設者が現地を見て、そういった状況にある彼らのために、フィリピンのために何かしたいと思い、日本に帰ってきてサークルを立ち上げた、というのが設立の経緯です。

 

フィリピンにはどのくらいの数のゴミ山と呼ばれる場所があるのですか?

ーフィリピンだけでも約700のゴミ山があります。
その中でもマニラにある大きなゴミ山は、ゴミが自然発火して煙をあげる様子から、スモーキーマウンテンと呼ばれています。

 

次にjolybeeの活動内容について教えてください。

ー大きく分けて3つあります。

1つ目は、フェアトレード販売です。団体の理念の一つに「フィリピンの人々の『選択肢・可能性』を広げる」というものがあります。なのでjolybeeでは、特に大きいスモーキーマウンテンがあるマニラとイロイロ市の支援をしているNPOやNGOと協力し、フェアトレード商品の販売を通して支援活動を行なっています。

2つ目は、訪問授業です。「少しでも多くの学生に国際協力に参加してもらう」という理念のもと、フィリピンの同じ世代の子ども達がどういう生活をしているのか、どういう環境にいるのか、という現状を高校生に伝えるという活動をしています。

3つ目が、勉強会です。
この勉強会が他の団体に比べ、jolybeeの特色としてあるのかなと思います。
やはり国際協力の活動をしていく上で、実際にフィリピンや、世界の情勢を知らなければ、僕たちの活動の力って弱くなってしまうと思うんです。
なので、実際に世界各地に行ってきたメンバーが、自分が行ってきた国の情勢についての勉強会をサークル内で開いたりしています。

 

山本さんは何故この団体に参加したのですか?

ー実は正直最初はあまり国際協力には興味がありませんでした。
でも、新歓の時に創設者の方々とお話して、なんか良い人たちだな、この人たちとなにか一緒に出来たら楽しそうだなと思いました。
そんな感じの直感で最初は参加しましたね。活動を続けて行く中で、だんだん国際協力に興味を持ち始めたのですが、僕自身一番大きく変わったのは、僕自身がフィリピンに行ったことですね。

 

「一番大きく変わった」ということですが、どのようなことを現地で体験したのでしょうか?

ー僕は今年の3月に、現地のフィリピン人と2週間一緒に色々な活動をする、というツアーでフィリピンに行きました。
その2週間の中で、エリックという17歳の少年をすごく仲良くなりました。
エリックとは毎晩様々な話をしたのですが、最終日の夜に、そういえばエリックの夢を聞いてなかったなと思い、エリックの夢を聞いたんです。
すると即答で、「僕は弁護士になりたい。弁護士になってアフリカで貧困で悩んでいる人を助けるんだ」という夢を教えてくれました。そのとき、僕はエリックが17歳なのにしっかりとした自分の夢を持っていて、すごいなと思いました。しかし、その後彼は続けて「でも僕はお金がないから大学には行けないよ」と言いました。
その言葉を聞いた時に僕自身、大学に行くことが当たり前だったので、大学進学についてのフィリピンと日本の現状に、大きな壁を感じました。

その時の経験から、何か親友のために、フィリピン人のために出来ることがないかと思い、今はフィリピンの貧困地域の子ども達に対する教育支援活動に力を入れたいなと思っています。実際に奨学金制度や物資支援など、色々な計画を立てているところです。

 

その時の体験から、今は団体の代表として様々な活動しているのですね。国際協力という活動をしていく中で、特に大変だと思うことはなんですか?

ー代表だから、ということになってしまいますが、メンバーの中には、実際にフィリピンに行ったことがない人が多くいます。
やはり実際に現地に行ったことがないと、何かしたいけどどうしたらいいのだろうという思いに駆られたり、
自分たちの活動に実感わきづらいことがあるようです。実際僕が活動に参加してからフィリピンに行くまで1年間あったのですが、
その時もそう感じたことはありました。
なので、フィリピンの人たちのために何かしたいと思っているけど、具体的に何をしたら良いのかわからない、と考えているメンバーと実際のフィリピンの現状をうまく繋ごうと思うのですが、そこはなかなか難しいですね。
ミーティングでも、見たことのないフィリピンの支援のために、どのような議題にしたら議論しやすいか、
どうしたらうまくメンバーのアイディアを引き出せるか、悩むことが多くあります。

 

では、やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

ーこれもまた代表だから、ということになってしまうかも知れませんが、メンバーが真剣に、楽しそうに活動している様子を見たり、
それによってフィリピン人の笑顔を見れた時が一番活動をやっていて良かったと思う瞬間ですね。
フェアトレード商品を販売する時に、勉強会などで自分たちが学んだことを元に、お客さんと触れ合っている場面を見た時、フィリピンの支援と自分たちの活動が繋がった感じがして、もっと活動をしていこうという力にもなります。

 

最後に、同じ学生に向けてメッセージをお願いします。

ー正直自分が伝えられることって無いに等しいんですよ。何か大きなことを成し遂げたわけでも、誰かの人生を変えたわけでもないですし…。
しかし、一つ言えるのは、この大学生活の限られた4年間を後悔しないためには、本当に自分のやりたいことに全力で取り組むことが大切だと思う、ということですね。
この4年間は戻ってこないですし、自分のやりたいこと、こなしたいと思うことをやることが一番大事だと思います。
また、大学では色んなサークルとか団体の活動に参加している人たちがいます。
その中で多くの人に出会い、友達になれるのは大学生の特権ではないでしょうか。実際に僕も今の友人たちがいなかったら、何も出来ていません。
まだ半分も終わってないですが、本当に大学生の4年間ってあっという間だと思うので、
僕自身もやりたいことを全力でやっていきたいと思います。

 

山本さん、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

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atsushi

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