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『新・新卒採用』の裏側を探る!/リクルートライフスタイル

最近話題にもなったリクルートの「新・新卒採用」

その内容は、

1.365日通年エントリー可能。27歳まで新卒扱い。
2.2YEARパスポート(卒業後、2 年以内に入社すれば OK。)
3.長期インターンシップ「DESHIP」の受け入れ
4.Worker ZOO(社会人と気軽に話せる機会)
5.恋会議(大学1、2年生限定の、真剣な恋バナができる場)
(詳しくはリクルートライフスタイル採用サイトをご覧ください)

など、学生にとって嬉しいものばかりです。

 

このような制度をなぜ取ろうと思ったのか、またリクルートという会社についてもお話を伺うために、今回、人事部人材開発グループマネジャーの飯田さんにインタビューさせていただきました。

 

-新しい採用制度は学生にとってはメリットの大きいものだと思うのですが、企業側にはどういったメリットがありますか?

正直、こちら側のメリットはあまり考えていません。強いて挙げると、今までの就職活動だと出会わなかった学生と出会えることだと思いますが、学生のメリットを重視して取り入れました。

 

-どうして企業にあまりメリットのないものを導入することにしたのですか。

就活時期が決まっていると、学生の中には本当はまだやりたいことがあるのに無理やり就活をしている人もいるんですね。そこから窮屈さが生まれていたので、いつ決めてもいいとすることで窮屈さがなくなるかなと思って導入しました。やりたいことを就職活動の時期が来たからやめるというのは非常にもったいないと思うので、無理やり決めるのではなく働きたいときに働くという選択がいいと思っています。

 

-世の中の常識を打ち破る全く新しい試みだと思うのですが、どうして踏み切られたのですか?

リクルートライフスタイルにおいても、卒業される方や、やめても戻ってくる方、中途採用の方も多く、入社のしかたというものは本当に様々になってきていて、新卒でも海外の学生は時期が違ったりしますので、これまでやってきたことを今回改めて形にして打ち出したという感じです。

 

~働くことは楽しい~

 

-Worker ZOOや恋会議について詳しく教えてください。

学生と話していると、大学時代が天国で就職してからが暗黒時代みたいなイメージを持っている方々も多くいます。けれど、働くというものは結構楽しいものだと思っています。なので、Worker ZOOは、就職活動とは全く関係ないところで、働くことに関して正しく理解してもらい、皆さんが働くことについて考える機会になればと思っています。恋会議も、同じですね。恋愛ってものすごいエネルギーを使うので、就職や人生にも同じようにエネルギーを投下することができたらと始めました。

 

-ちなみに働いていて一番楽しいことは何ですか。

私は組織を預かるマネジャーの立場なので、メンバーの成長を見ているのがすごい楽しいです。また、私自身も自分の成長を実感することが楽しいんですよね。 できる前はすごくつらいのですが、それができるようになったらすごい楽しくなる。そのできた時の楽しさっていうのが、いろんな人が味わえているなって感じるときが一番楽しいです。

 

-長期インターンを受け入れる狙いは何ですか?

インターンシップも同じなんですね、会社に入ってからも成長するということを体験してほしいです。また、働くということをより理解することで、自分がこういう環境で働きたい、または働きたくないとわかるだけでも、自分の軸ができるので、そのような機会を作りたいと考えました。

また、インターンでの経験が大学でも生活にも役立つと思います。例えば、学園祭のお金集めの方法や、イベントを作る時にどういうことに気を付けて企画を考えればいいのかなど役立つシーンがたくさんあります。 弊社のインターンは2か月間先輩がついて、営業も企画も戦略も学べるので、自分の活動に活かすことができると思います。会社には色々なノウハウがたまっているので、そのノウハウを盗みに行くというだけでも、やる価値はあると思いますね。

 

-リクルートライフスタイルの社風や社員のみなさんの特徴を教えてください。

リクルートグループには「お前はどうしたい?」ということを聞く風潮があって、社員自身はどう思うか、どうしたいかを大事にしています。会社が個人の成長に期待をしていて、トップダウンではなく、ボトムアップの風土ですね。また、楽しそうに働いている人がすごく多くて、要望が強いけれど、それを乗り越えていくと褒めてくれる人たちもたくさんいるので、頑張ろうと思える風土もあります。

 

-社風として個人の成長を助けるとおっしゃられていましたが、実際に内部ではどういったことをなさっていますか。

会社の人材マネジメントポリシーで「一人ひとりが起業家精神を持ち成長を続けるために成長するチャンスを提供する」と定めています。その制度に伴い、研修や自分自身を振り返る場を多く設けています。

また、「LIFESTYLING」という新規事業の提案コンテストを年に2回開催しています。新規事業の立て方を学び、作った新規事業を添削する機会を作っています。

 

-自分で提案もできるんですね! 実際に提案コンテストで提案されたものを実行に移した例を教えてください。

実はこのコンテストはNew RINGという名称で昔から行われていて、まだリクルートという会社だった頃に事業化されたもので、皆さんの知っているサービスで言えば、ゼクシィやHOT PEPPERもその新規事業提案制度から生まれた事業です。繰り返してきているものなので、当たり前に文化として定着している制度ですね。

 

-学生のうちに身に付けておいたほうがいいことや、やっておいたほうがいいいことなど何かありますか?

皆さん思い思いの時期を過ごすことが大事だと思っているので、会社として絶対こういうことやっておいたほうがいいというのはないです。ただ個人としては、後悔するのはやめたほうがいいと思います。やりたいと思い立ったらやってみたほうがいいし、やってみたら振り返った方がいいし、振り返ったらまた変えていけばいいっていう。思い立ったのにやらないというのが一番もったいないと思います。

 

-色々なことをやるより、一つのことを極めたほうがいいということもよく聞きますが?

いろんな興味が持てるっていうことは、興味の幅が広いという強みです。逆に一生懸命1個のことをやれる人は他のことができない人かもしれないですね。別にそれは悪いことではないので、1個掘り下げられるという強みもあれば、いろんなことに興味が持てる強みもあるので、どっちがいいと決めつけないでおくことが大事だと思います。

 

~面接では志望動機を聞かない?!~

-自分のやりたいことが見つからない学生も多いと思います。好きなことを見つけるためにはどうすればいいですか?

好きを見つけることは大事だと思いますが、就職活動のために無理して見つけなくていいかなと思っています。昔キャリアカウンセラーとして何千人もの学生と面談していた時、やりたいことがないという学生が多くいました。でも、やりたいことなんてなくて当たり前で、働いたことがない人が、働くことにおいてやりたいことがあるというのは結構難易度が高いと思います。まずやってみることが一つのステップになるし、やっているうちに好きかどうかがわかることもあるので、まずはチャレンジで何らかの仕事につくことがゴールだってかまわないわけですよね。やりたいことは働き始めれば何か見えてくると思います。たまたまかもしれないですけど、我々の会社では志望動機とかほとんど聞きません。

 

-そうなんですね! ではどういったことを聞かれるんですか?

今までどんなことしてきたのとか、これからのことよりも今までのことを聞いています。志望動機はなんとでも言えちゃうので、あまり聞きません。それよりも、その人自身がどういう人なのかを知りたいと思っています。

-今就活で悩んでいる学生が多くいると思いますが、そのような人はまず何をすればいいと思いますか?

なんでもいいと思うんですよね。だから1歩でもいいから踏み出していくということです。例えば、Worker ZOOや就職サイトに登録して応募してみるということでもいいんで、まずはやってみる、動いてみるっていうことからスタートするといいんじゃないかなって思います。

 

~小さな失敗はたくさんするべき~

-やってみたいことがあってもなかなか一歩を踏み出せない時、どうしたら勇気がでますか?

一歩踏み出す時に何が必要かと聞かれたとき、PDCA(Plan Do Check Action)の話をよくしています。Planは一般的には計画ですが、私はPは「思い立った時」だと思うんですよね。何か面白そうだな、やらないと気持ち悪いなって思ったらやってみる。そしてやってみた結果失敗し、思った結果が得られないこともあるんですよね。でも、結果を受け止めてもう一回見直せば、次に活かすことができるので。逆に結果が悪くて落ち込んでいる時間が一番もったいないと思います。

 

-なるほど。失敗することは悪いことではないと?

はい。小さな失敗はたくさんしたほうがいいと思います。ただ、人から言われたとか、やらされたことで失敗するととてつもなく嫌な気持ちしか残らないんですよ。なので、やりたいことで失敗したほうが良いと思います。

 

-飯田さん、ありがとうございました!!

 

 

(編集後記) 企業側のメリットはあまりないという衝撃的なことから始まったインタビューでしたが、学生に働く楽しさを知ってほしい、何事にも挑戦してほしいという思いがすごく伝わってきました。採用やインターンシップ「DESHIP」、Worker ZOOなどの門は多くの人に開かれているので、是非皆さん挑戦してみてください。

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nana

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