コラム

そもそもなぜ、大学って単位制度なの?ー知って得にならないシリーズ①

 

単位

 

それは大学生にとってのすべてである。

履修登録期間には、楽単の奪い合いが起こり、いつもガラガラの図書館が、テスト期間には大人気スポットへ様変わりする。

 

大学生は単位によって評価されてしまうのだ。

 

しかし、そもそもなぜ大学は単位制度なのだろうか?高校までのように必修科目制ではダメなのだろうか。英語力は高校がピーク。なんて大学生ではよく聞く話だ。

 

なぜ大学は単位制度になったのか。きっとそこには、それなりの理由があるんだろう。調べてみようじゃないか。

 

1単位に必要なのは45時間

 

まず単位の定義について調べてみた。

 

するとこんな文言が。

 

一単位の授業科目を四十五時間の学修を必要とする内容をもつて構成することを標準とし、

 

何を言っているかイマイチわからないが、要するに1単位欲しいなら45時間勉強してください、ってことらしい。

 

通常、授業の1コマは2単位のものが多いだろうから、授業時間が1コマ1.5時間×15週で22.5時間。

つまり、自学時間が67.5時間必要

 

み、三日寝ずに勉強すれば、1コマは確実だぞ、、、

 

 

 
それじゃあ、単位は学習時間を管理するために便宜的に決められたものなのだろうか?
 
さらに調べていくと、どうやら違う側面も見えてきた。

 

単位制度を始めたのはアメリカ

 

チャールズWエリオット(Charles William Eliot、1834年1926年)

 

この人、アメリカの大学教育の歴史の中では、外せない有名人らしい。

19世紀後半の、ハーバード大学の学長さんである。

 

そして、彼がやったことはなかなかすごい。

学生は決められた授業しか履修できない、そんな状態をぶっ壊し、科目を自由選択できるようにしたそうだ。

 

つまり、エリオットは、学習において学年、分野にとらわれないことを目指し、今の大学制度の基礎を作ったと言えるのだ。

 

 

 
ここまでくるとだんだんと見えてきた。単位制度というのは、おそらく自由選択を可能にするために導入された制度なのだろう。
 
それでは日本がアメリカの制度を真似始めたのは一体いつで、一体どんな理由があったのだろう?

 

日本が単位制度になったのは戦後から

 

日本の教育の歴史には、大きな転換点があるのをご存知だろうか。

 

それは、終戦である。

 

 

終戦後、連合国軍の監査の下で、日本の教育は根本から見直された。

具体的にどのような経緯で導入されたかは不明だが、おそらくこの単位制度はアメリカの大学制度を参考にして作られたものであったのだろう。

 

 

まとめ

 

そもそもの理由をたどっても、日本には理由なんぞなかった。

 

 

でもまあ、単位制度が作られた元々の理由は、学生が自由に好きな科目を学べるように、である。

 

そう考えると、単位制度は悪いものでもないのかもしれない。

 

新年度の春くらいは、苦楽に関係なく、自分の好きな授業を取ってみるのはいかがだろうか?

 

関連記事

就職活動をすると、どうしたってついてくる「内定」という言葉。

日本の新卒採用の歴史を紐解くと、そこには隠された企業の狙いがあった。

そもそもなぜ新卒一括採用なの?—知って得にならないシリーズ②

 

About the author

taiga

山が好きです...

プロフィール → http://gakusei-kichi.com/?p=25629

Add Comment

Click here to post a comment

【日本初】この夏、留学。あのNASAに。

【日本初】この夏、留学。あのNASAに。

本要らず!エクセルの小技特集!!

本要らず!エクセルの小技特集!!

リアルすぎる?!ちょっとおかしな韓国語教室

リアルすぎる?!ちょっとおかしな韓国語教室

Follow Me