How To 学生生活

【退学・休学特集第一弾】大学1年で退学 南有紗さん

「大学を退学・休学したい」と思っている人はいませんか?いざそう思っても、リスクや親の反対が怖くてなかなか踏ん切りがつかない人が多いのではないでしょうか。

実はぼく自身、ついこの間まで本気で退学をしようとしました。でも周囲の人からは猛反対!結局大学は続ける事にしたのですが、どうしても知りたいことがあったんです。

 

「中退や休学がこれだけ反対される世の中なのに、それでもそれを実行できた人たちって何者なんだろう?」

 

ということで、“大学退学・休学特集”として、その選択をした3人に、「どうしてそうしようと思ったのか」「反対する親をどう説得したのか」「大学にいる間にやっておいた方が良かったと思う事」などを聞きました!

 

あ、決して退学や休学を勧める記事ではないので、「この記事を読んで退学しました!」とか言われても責任はとれないですよ!!

 

第一弾・南有紗さん

現在20歳(取材当時)の南さんは東京の大学に通う為に佐賀から上京してきたにもかかわらず、1年生の終わりごろにある社長と出会い、その瞬間に退学を決意。

そのまま退学・入社したという超猪突猛進タイプの人です!!

 

大学1年生にして「退学」そして「入社」という重大な決断ができたのはなぜなのか?お話を聴いてみました!

 


南有紗さん

 

―まず大学生活がどうだったのかお聞きしたいです。やっぱりつまらなかったのですか?

いえいえ!全然つまらなくなかったですよ!

授業は面白かったですし、施設も充実していて学習環境にすごく恵まれていました。もっともっと学びたいと思い、学部を超えて履修していない講義にも出たり、いつも一番前の席に座って教授に質問したりと、大学をフル活用していました。

ただ、東京にいたら大学に行かなくても自分次第で学びたい事は学べる、成長できる!と思うようになったんです。

私は田舎出身なので、何かを思い立った瞬間、心がPassionで溢れているときに学びたいことが学べる、やりたいことに挑戦できるという環境にすごく驚き、ありがたみを強く感じました。

東京に来て成功体験を積むごとにこのことは確信へと変わっていきました。

 

―なるほど。確かになんでもそろっている首都・東京だからこそですね。

でも、東京だからという理由だけでなく今という時代も影響していると思います。

今は、何を学ぶか・誰から学ぶかを自分で選ぶことができますよね。私も高校時代は距離的に直接学ぶことが難しい環境だったので、自分のやりたいことは本やオンラインで自分の選んだ先生から学んでいました。この時に、先生達の様々な考え方に触れることができたので、自ら行動して学ぶ楽しさに気づきました!

あと、私の場合は奨学金を借りて自分で学費の大半を払っていたこともあり、4年間という時間や何百万というお金をかけて通うということに違和感を覚えるのが早かったんだと思います。

 

―なるほど!でもそれで本当に大学を辞める人は少ないと思うのですが、その決断をしたきっかけは何だったのですか?

きっかけは、今注目のスタートアップ企業の社長が集まり学生向けに講演や対談をしてくださる「ICCスタートアップカンファレンス」(http://www.slideshare.net/kobayashimasashi/icc-startup-2016)というイベントに参加し、ある人に出会ったからです。

 

その人を見て大学を辞める2つの理由が生まれました。

1つ目は、大学に行かなくても立派な人になれるということです。

よく、「立派な大人になるために大学に行きなさい」、「今は大学に行かないと厳しい世の中だよ」と言われていたのですが、大学に行っていないその人は誰よりも輝いて見えて、信頼されていて、期待されていて、堂々としていたので、これまでの私の考えが大きく覆されました。

 

2つ目は、その人が私のあこがれの人物像を体現した人だったからです。
心の底からきれいでやさしく、人の幸せを心から願える人で、そして何より一つ一つの言葉に魂がありました。

一番心に刺さった言葉は、

「若者を心から応援できる人は、自分の人生を後悔していない人。」

 

というものです。この言葉で、私は長年探していた答えが見つかりました。
たまに、心の底から他人の幸せを喜べる人っているじゃないですか?
私も心の底から人の幸せを喜べて、人を応援できる人になりたいと思っていたのですが、どうやったらそうなれるのか、納得する答えに出会えてませんでした。

なので、この言葉を聞いたときはすごく衝撃を受けました。

 

―心の底から信頼できる人を見つけたんですね!ちなみにその方のお名前を聞いてもいいですか?

あっ!その人その人と言うだけで答えを言ってませんでしたね(笑)

このICCのイベントで出会って、私が大学を退学する決断をした決定的なきっかけになったその人とは、

株式会社FiNCの溝口社長(です!

 


溝口社長

 

 

株式会社FiNC
会社などの組織に対して健康を管理するサービスを提供しているスタートアップ企業です。“健康・ヘルスケア”領域において最先端を走っています。
以前、南さん含め2人の方にインタビューをしたので、詳しくはそちらをご覧ください!
<ガクセイ基地記事>大注目スタートアップ!予防領域で活躍するヘルステック企業、FiNC!

 

 

 

イベントが終わった後、「人を心から応援できる人になるためには自分の人生に後悔しちゃダメなんだ!」と強く思って、「今やりたいことって何だろう?」と考えたときに、「もっとこの人から学びたい!FiNCに入りたい!」と直感的に思ったんです。

すぐにアポを取り、面接をしてもらいました。そこで「大学を辞めてFiNCに入りたいです」と、とにかく精一杯の熱意を伝えると、採用していただくことができました。

親からの猛反対

―いきなり採用されたことも凄いですが、大学を中退して入社というのが認められた事も驚きです。ご両親などは中退について反対しなかったのですか?

 

高校の時からお世話になっていた経営者の方々、先生方などはとても応援してくれました!

でもやっぱり親がすごく反対しましたね。。汗

 

―退学をするにあたって一番の問題はやはりそこですよね。どうやって説得したのですか?

最終的には、説得というよりほとんど強行突破でした(笑)

私は、高校三年で進路に悩んでた時に高校の恩師から言われた「自分の人生に責任を持てるのは自分だけ」という言葉がとても印象に残っていて。

「悲しいけど、確率的に考えたら親の方が先に亡くなってしまうことが多い。だから、親でさえ子どもの人生に責任を取れないんだよ?」という言葉を聞いた時から、私の人生のモットーになりました。

今回も周りの方のアドバイスはたくさん聞きましたが、最終的には自分で決めました。

 

―親への罪悪感はありましたか?

はい。今まですごく苦労をかけてきたので、親不孝になってしまうと思いなかなか相談できずにいました。何度も相談しようとしたのですが、退学したいなんて言い出せなかったです。

でも、絶対にFiNCで働いた3年後の自分の方が何十倍も何百倍も成長できるという自信もありましたし、

「退学という選択が間違ってなかった」と思ってもらえるように頑張ればいいだけなので

「3年後見ててね!」と自信をもって言いました。

 

―大学を退学した方が成長できる、と伝えたのですね。

自分が成長している姿や、楽しんで毎日充実している姿を見せると親は応援してくれると思います。
実際今はすごく応援してくれてますし、FiNCの大ファンになってます。

母は一度オフィスに来たことがあるんですが、綺麗なオフィスやFiNCの人たちの対応のよさに心を奪われたみたいで、私よりFiNCに詳しいんじゃないかと思うくらい調べてます(笑)

「ありさ!こんな社内制度があるってよー!」とLINEがきたり(笑)

自分の人生に責任を持てるのは自分だけ

―入社されてどんなお仕事をされているのですか?

広報です。入社してすぐに社外の方を招いた大きなイベントの運営をやらせていただくなど、重要な仕事を任せてもらいました。大変なことも多いですけど、すごくやりがいを感じられますし、なにより楽しいです!

 

―それは凄いですね!
ちなみに、「学生のうちにこれをやっておけばよかった」とか「こういう風に準備をしておけばよかった」とかいう事があれば教えて欲しいです!

“大学生”という最強のネームバリューをもっと使っておけばよかったなぁと思います。例えば、トビタテ留学 japan!だったり、セミナーでの学生割など、学生はすごく支援されているなということが、辞めてから分かりました。せっかく高いお金を払っているので、学生という武器を最大限使った方がいいと思います。これは退学しないと分からなかったので、すごく伝えたいですね。

 

―最後に、退学しようか迷っている人にメッセージをお願いします!

とにかく自分の人生に責任を持てるのは自分だけだということを伝えたいです。

周りの人の意見やアドバイスを聞くことも大切ですが、無責任なことや、世間に流されているだけの意見を言う人もたくさんいます。なので、アドバイスしてくれる相手が、どれだけ日ごろから考えている人のか、自分の意見を持っている人なのかを見極め、アドバイスをもらう人を見極めた方がいいと思います。

でも、最終的な決断は自分でして欲しいです。なぜなら、他人に決められた人生だと人のせいにしてしまうから。

 

あとは、迷ったらまず行動して欲しいです!

私自身、よくも悪くも実際に行動することによって真実を知ることが出来ました。

考えていた不安が見当違いだったことも多かったので、(もちろん逆もありますが)行動しないのはすごくもったいないと思うんです。

は、失敗することよりもそれを恐れて自分の人生の可能性を狭めることの方がよっぽど怖いで!(笑)

 

―ありがとうございました!

 

(編集後記)

退学は「した方がいい」とオススメできることではないですが、「自分の人生に後悔したくない」という考えを持ち実際に行動できる勇気は本当にすごいなと思いました!

 

<参考URL>

株式会社FiNCのガクセイ基地インタビュー記事:大注目スタートアップ!予防領域で活躍するヘルステック企業、FiNC!

株式会社FiNCのホームページ:https://finc.com/

 

 

退学・休学特集!
第二弾は、22歳の勝俣泰斗さん!
高校まで日本で育ったあと、思い切ってアメリカの大学へ。しかし途中でやりたい事が変わり、休学をして日本でシェアハウスやゲストハウスを運営しています!
【休学・退学特集第二弾】アメリカの大学を休学し、日本で観光事業を営む 勝俣泰斗さん
 
第三弾は、社会人の佐藤真央さん!
休学をして世界一周をしようと思ったものの日本女子大学の高額な休学費に納得できず大学に抗議した、という旨の内容をブログに書いたらものすごい勢いで拡散され、なんとYahooニュースにまで載ってしまった時の人です!!
【退学・休学特集第三弾】 高すぎる休学費問題に一石を投じ、Yahoo!ニュースに載る! 佐藤真央さん
 
まとめ!
【退学・休学特集まとめ】特集を通して気づいた、「あること」の大切さ

 

 

是非あわせてお読みください!!

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