コラム

自転車24時 / 体力の限界はどこだ?

 

ある疑問が、私に取り憑いていた。頭に浮かんだその日から、それはまるで本能のように、私を衝動へと駆り出していった。

 

―24時間自転車をこぎ続けたら、どこまで行けるのだろう…?

 

あなたは24時間、何かをし続けたことはあるだろうか?

あると答えたあなたは、私と気が合う変人かもしれない。普通の人はよほどの状況に追い込まれない限り、そんなことはしないはずだ。

 

私は誰かに言われた訳ではなく、やるべき論理的理由があった訳でもないのに…気が付けば相棒のロードバイクにまたがり、風を切っていたのだった。

 

 

01:26 (出発)

横浜の自宅を出発。今回は帰省もかねて、実家の仙台を目指す。ちなみに仙台までは約400km。

はやる気持ちを抑え、30-35km/h巡行を守る。なんせ、これから24時間走るのだから。

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09:00 (経過時間 07h34m)

宇都宮に到着、ここまでで約150km。1年前、初めての自転車旅で体力の限界を感じた場所だが、今回はあっさりと通過。疲れはあるが、まだまだ大丈夫。

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宇都宮で休憩していたら、懐かしい場所に。

 

12:26 (経過時間 11h00m)

スタートからちょうど11時間で200km地点の那須塩原。天気がいいのは嬉しいが、日差しが辛い。暑さと闘いながら、ひたすら北上。

大荷物を積んで走る自転車旅人たちを、懐かしく思いながら抜き去る。大丈夫、まだ走れる。補給に気をつけ、ペースを守ろう。

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18:53 (経過時間 17h26m)

家から300km地点の福島駅の手前。人生初の300kmは、意外とあっさりクリア。だだ、淡々と走りすぎてここまでの記憶が特にない。

そのまま福島駅近くのファミレスで補給し、仮眠。

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疲れのせいか、痛恨の誤字。(笑)

 

21:30 (経過時間 20h04m)

福島駅を出発。仮眠をしたとはいえ、ここからは睡魔との闘い。店もなければ車もほとんど来ない田舎道。瞼が重い。

コンビニに寄ってはレッドブルをがぶ飲みし、時には歌を歌いながら。満点の星空の下、ライトの明かりを頼りにひたすらペダルを踏む。

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とにかく真っ暗。明かりはライト、そして月と星。

 

00:30 (経過時間 23h04m)

時計を見て、ふと気づいた。あと1時間というところで、走行距離373km。仙台駅まで27km。

「行くしかない。」と心を決め、死ぬ気で35km/hをキープ。時計と睨めっこしながら、限界まで飛ばす。

 

01:20 (経過時間 23h54m)

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死に際の渾身のツイート

なんとか仙台駅に到着!走行距離400km。体力を使い果たし、路上に倒れ込む。暫く動くことが出来ず、抜け殻状態に。

優しいおばさんに救急車を呼ばれそうになり、慌ててとめる。

 

01:26(終了)

呼吸を整え、余韻に浸りながら終了時刻を迎える。眠気と疲労で機能していない頭が、達成感で飽和していく…。

最終的に、走ったのは400km、サイコンの平均は27.8km/h。

 

 

正直、ここまで走れるとは思っていなかった。週にたかが50km程度しか乗らない自分だが「24時間で何処まで走れるのか?」それが知りたかった。

辛い時もあったものの、総じて楽しかった。風を感じ、景色に感動し、達成感を味わう…。やはり、自分は自転車が好きだ。

…さて、次は何処へ行こう?

 

p.s この挑戦で調子に乗った私は、この後とんでもなく痛い目をみることになるのであった。
  …To be continued

 

◎記事の執筆者 片岡優 ⇒ プロフィール

 

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