学生インタビュー

人工知能でミニ起業する!?/人工知能開発団体 HAIT

最近なにかと話題となる人工知能(AI)

IBMのWatsonが渡辺謙さんと会話しているCMや、マイクロソフトのTayなど話題が尽きません。(TayはTwitterで公開されましたが、問題発言を連発し1日で公開停止になりました。)まだ発展途上ではありますが、今後さらに成長していく技術であることが容易に想像できますよね。

そんな人工知能を、学生だけで開発している団体があります。しかもこの団体、どうやら開発するだけじゃない。
今回ご紹介するのは人工知能開発団体HAIT。活動時間にお邪魔し、お話を伺ってきました。

 

 

・東京大学人工知能開発学生団体HAIT
2016年3月1日設立。メンバーは23人。(2016年7月現在)
日本初の人工知能開発団体として、歴史に残る技術を世に広めるチームを作る、という理念の下、活動を行っている。

 

―よろしくお願いします!HAITさんは人工知能を作っているとお聞きしたのですが、本当ですか!?

そうですね。(笑)学生だけで作っている団体は全国初だと思います。

 

―そうなんですか!すごいですね!

ありがとうございます。(笑)ただ、拘っているのは、人工知能を作るだけで終わるのではなくて、作ったものを実際に世に出す、ということです。

 

―製品化するということですね。人工知能を作るだけですごいと思うのですが…なぜそこに拘っているのですか?

一つはこの団体の理念が「歴史に残るチームを作る。」であるからです。僕は作ったものは、世に広めなければ意味がないと思っています。

もう一つは、今の日本には海外に比べて研究者・技術者の待遇が良くない、という問題があるからです。せっかく理系は毎日難しい数学、理科を勉強しているのに、社会に出てしまえば大した差にはならない。これは、理系の人間が利益を出すことに目を向けていない、ということに問題があると思います。良いものを作れるのに、非常にもったいない。

 

―なるほど。それで実際に製品をリリースして、利益を出すことに拘っているんですね。

そうです。製品を作って売る、ということはミニ起業と言えると思います。マネジメント能力が問われるわけです。

 

―ミニ起業ですか。それではHAITは学生団体だけれども、小さい企業みたいなものを目指しているということですか?

いえ、HAIT全体では製品は作りません。HAIT内でチームを作り、それぞれ好きなものを作ります。HAIT内でミニ起業をさせると言うほうが正しいですね。

 

―そうなんですね!団体として1個のものを作るのではないと。

なぜかと言うと、チームで製品を作って利益を出すということは、チームリーダーの実績になるからです。そうなると就活では余裕ですよ。(笑)その実績は好きに使ってもらっていい。
より高いレベルに行けば、より成長できますから。メンバーには、自分の興味領域の中で、より高いレベルに行ってもらいたいんです。

 

―マネジメント能力の育成に力を入れているんですね!それではなぜわざわざ、難しい人工知能の開発を選んだのですか?

それは僕が将来、人工知能に関する何らかの事業をしたい、と考えているからです。

ただ、それにあたって人工知能に精通している人間や、団体をいろいろ探したのですが、なかなか見つからなかったんですね。実は日本では、人工知能に精通している人間は企業で開発をしている一部の社会人だけで、教育においてはなんら有効なことができていないんですよ。今後、人工知能がより使われるようになることが予想されますから、技術者にもマネジメントをする人にも、人工知能に関する知識を持っている人がいないというのはまずいんじゃないかと。そういう思いもあり、無いなら作るか、と思ってこの団体を設立しました。

 

―なるほど。それでは開発は大変ではありませんか?

しんどいですね。(笑)教えてくれる人がいませんから。ほとんど独学です。今はオセロのAIを作っていて、これから学習機能をつけようとしています。ただ、思っていたよりは簡単だな、と感じ始めたところです。

(取材当日、メンバーがオセロAIについて議論していました。難しそうですね。。。)

 

ー独学ですか。すごいですね!メンバーにはどんな人がいるんですか?

純粋に人工知能を作りたいという人、人工知能を使って何かをしたいという人、ただ単純に面白そうという人、いろいろいますね。文理関係ないですし、芸大生のメンバーもいます。

(HAITの活動の様子です。)

 

―最後に、学生に向けてメッセージをお願いします!

アウトプットをして、経営について学ぶことが重要だと思います。だからこそHAITでは、アウトプットとして人工知能を用いた製品開発を用いているわけです。

今は教育のキャパを超えるため、新メンバーは募集していませんが、10月ごろからメンバーを増やして、より優秀な製品を作れる組織づくりをしていきたいと考えています。

 

―ありがとうございました!

 

~編集後記~
最初は人工知能を学生が開発しているのか、すごいな!と思って取材に行った記者ですが、お話を聞いていくにつれて、開発だけでない強さを目指している団体であることが分かり、驚きを隠せませんでした。

まだ設立して間もない団体ですが、将来誰でも知っている開発集団になるかもしれませんね!

HAITのみなさん、ありがとうございました。

 

東京大学人工知能開発学生団体HAIT

 

                                   記:2016/7/25 

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taiga

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