How To 学生生活

これからの春、大学新生活に向けて!新住居どうする? -不動産屋がススメる「大学生の部屋選び」

 もうすぐ大学入学の季節ですね。この春から親元を離れる方も多いのではないでしょうか? 

大学の進学に伴ってついて回るのが、部屋選び。いろいろな部屋を見てまわるうちに、結局どの物件がいいのかわからなくなってしまうこともありますよね。もしかすると、大事な視点が抜けているかもしれません。部屋決めのポイントはどこなのか、不動産屋さんに聞いてみました。

物件選びの手順

―家賃、立地、間取り、広さ、収納…。家を選ぶにはたくさんの条件がありますが、プロの視点から、それらの優先順位は何でしょう?

 部屋選びには、まず順番があります。①立地②予算③設備といった具合です。

 まず①立地と②予算について。これは部屋を絞るうえで必須の条件になります。当たり前ですが、立地が決まらないと部屋探しもできません。(笑)その立地の条件ですが、基本的には大学に近い場所で決めるのをお勧めしています。やっぱり、遠すぎると大学に行くのが嫌になってしまいますよね。 そして、予算。こればかりは親御さんと相談の上、決めてもらうしかありません。

 ①立地と②予算が決まると、いよいよ③設備を考えます。ただここの設備、正直立地と予算を決めた段階でほぼ決まってしまうんです。多くの人は、この設備から考えます。でもそれは基本的に、その物件の値段なりです 物件というのは「相場」があって、その中でしか変動しません。風呂トイレ別がいいなら高くなりますし、広い部屋が良くても高くなります。だから、①立地と②予算を決めた時点でほぼ決まっているんです。不動産屋に行く前に 、ネットなどである程度下調べをしておくことをお勧め します。そうすれば相場観が身につきますし、条件についても考えやすいでしょう。そのうえで、設備について、不動産屋を訪ねる前に自分の中で条件の優先順位を決めておく程度がいいと思います。

【参考:東京の一人暮らし向け賃貸料金一覧】

―内見で見るべきポイントは設備ではないんですね?

 はい。というのも、細々した設備の条件はネットや紙の情報でわかってしまうからです。それに、日本という環境で育った皆さんなら、基本的に 意識しなくとも 設備状況がいいかどうかは大体わかるはずです。細かいところを気にしすぎると、大事なところを見失います。

 では 、内見では何が重要か。それは「生活をイメージ出来るか」 です。例えば、ここにベッドを置いて、ここには机、テレビ…というように、間取りに対して家具の配置がイメージできること。そして、そこで生活している自分がしっかりイメージできること。これをクリアしていることが一番大事ですね。そうすれば、生活を初めてから後悔することがなくなります。やっぱり後悔してほしくないものです。 

 あと、これは私の意見ですが、日当たりのいい部屋を選んでほしいです。やっぱり、はつらつとして 学生生活を送ってほしいですからね。もしあまり昼に家に帰ることが少なくても、そこは重要視してほしいところです。

物件選びの前に人選び!?

―なるほど。そこに気をつ けて物件を選べば、後悔しなくなるということでしょうか?

 いいえ。これでは、一番大事な部分が抜けています。それは、不動産屋選び。不動産屋とは、入居の手続きから引っ越し まで、長い付き合いになります。だから、その不動産屋選びが重要なんです。たとえいい物件があったとしても、少し会話をしてみて、信用できないなと思うようなら違う不動産に行くことをお勧め します。違う不動産屋でも同じ物件を扱っている可能性は高いですよ。そのくらい、大事なポイントだと思ってください。

 

―そんなに重要だったんですね。でも、信用できる人かどうか、どうやって見分ければいいんですか?

 不動産屋も営業マンなので、出来る営業マンかどうかを考えればいいです。わかりやすいのは、きちんとこちらの要望を踏まえて提案をしてくるかという点。例えば、1から10の要望を伝えたとします。100%それがかなう物件なんてまずないので、条件のどれかを選ばなきゃいけません。このとき「7~10はだめですが、1~6は満たしています。」というような提案をしてこないようじゃダメですね。叶わない点もきちんと伝えること、優先度に合わせて条件を考慮すること。基本的ですが、まずはここを見てほしいと思います。こう考えると、部屋の前に不動産屋、というより営業マン選びですね。 

部屋選び=契約。あなたも見られてます 。

―実際に部屋を決める段階では、相手を見極めないとダメだということですね。

 そういうことです。ただここでもう一点、学生の皆さんに向けて、付け加えたいことがあります。 それは「あなたも見られてますよ。」ということ。どうしても契約ごとは親御さんが必 要になってくるので主体性がなくなりますし、お店での買い物感覚(=陳列されている商品を選び取る感覚)で部屋を選んでしまうかもしれません。 でも 、それではいけないんです。部屋を決めるのは契約で、人対人で成り立っています。つまり、あなたが不動産屋を選ぶように、不動産屋もあなたを選びます。

―僕たちも選ばれている…?

 そうです。こちら側も、お客さんと同じように 、皆さんを見ています。言葉遣い、所作、部屋選びに対する姿勢…。こちらも人なので、全員に同じ対応をするわけではありません 。その人がどんなんな人のか、考えて提案をするんです。

 だから、皆さんには人対人の契約という意識を持ってほしい。難しいかもしれないけど、自分が住む物件ならば、契約の駆け引きも自分でやってみてほしい。確かに設備も家賃も気になるけれど、本当に大事なのはそこではないと思います。皆さんが後悔しない部屋選びをしてくれることを祈っています。

―ありがとうございました!

<編集後記>

部屋選び=契約という視点は、確かに重要だと思います。新生活に不安があるという人に対してもタメになるのではないでしょうか。また、大学によっては「○○大学の学生向け不動産」というところをおいている大学もありますし、大学寮、学生寮に見学してみるのも一つの選択肢です。ぜひチェックしてみてくださいね。

またガクセイ基地には他にもたくさんのコラム記事がありますので、以下からそちらもご覧になってみてください。

【憂鬱な朝を楽しく過ごす!現役女子大生の”頑張りすぎない”モーニングルーティンを紹介】

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