How To 学生生活

とことん勉強した大学生に聞いてみた。/WasedaStartup代表 ヒラタイさん

よく「大学は人生のモラトリアム(=一定期間の猶予)」と言われますが、本当に世の大学生は勉強してないのでしょうか。

実は、めちゃくちゃ勉強している大学生もいます!

ビジネス、趣味、勉強…どんなことでも、何かひとつのことを突き詰めている大学生を紹介するすごい大学生企画、第三弾は勉強編です。

1年で日商簿記2級取得、2年で上海留学にて人工知能の勉強、シリコンバレー研修に参加、3年でTOEIC985点、インターンを複数経験。そんな大学4年間でとことん勉強されたヒラタイさんにお話を伺ってきました。

一体なぜ、とことん勉強されたのか。理由を聞いてきました。

 

皆が右に行く時、僕は左に行きたい。

 

-大学に入り、なぜ多くの人が遊んでる中勉強しようと思われたのですか。

 高校生の頃から大学に入ったら勉強しようと思っていました。昔から「日本の学生は受験勉強はすごく頑張るけれども、大学に入ると勉強しなくなる」と聞いていました。それならば、高校生の間はそこそこに勉強しておいて、大学に入ってから一生懸命勉強したらすごい大人になれるんじゃないか、いいことがあるんじゃないか。そんな風に考えました。

大学生になったら公認会計士になるための勉強をすると決めました。公認会計士を選んだのは、興味があったからと、資格を取得することが医師免許、司法資格に並ぶほど難しいと聞いていたからです。だから、大学に入ってからはすぐに日商簿記の勉強を始めました。

 

-どうやって勉強されていましたか。

    全部独学でした。まず4月から6月の試験まで、簿記の基礎にあたる3級の勉強をしました。毎日最低30分、長くて1時間半くらい時間をかけていました。3級を取得した後は、6月から次の試験の11月まで2級の勉強をしました。2級も取得できました。

    ここまで聞いたらすごく順調に思えるかもしれません。ところが、2級の勉強をしていた時に、すごくつまらなかったんです。まるで受験勉強の延長のようでした。また、僕は商学部なので同じクラスには1年から公認会計士になるためにダブルスクールに通っている友達もいましたが、僕とその友達が目指すところは違う気がしました。この勉強に残りの大学生活の3年間を費やすのはもったいない、もっとワクワクするような勉強がしたいと感じました。だから、公認会計士を目指すのは辞めました。

 

-公認会計士を目指すのを辞められた後は、どのように過ごされたのですか。

   本をたくさん読みました。3か月で100冊くらいです。単純計算すると、1日に1冊以上のペースですね。必修の授業の内容が簿記3級の内容と同じで、先生が周りの人に迷惑をかけなければ授業中何をしていてもいいという方だったので、本を読んでいました。通学時間や家でも読んでいました。

今は小説、教養、専門の3つの分野の本を読みますが、当時は小説を読んでいなかったです。教養の本を一番多く読んでいました。専門はマーケティング、金融、経済、経営の基礎本が中心です。

その中で、コンサルタントの方が書いた本が面白かったので、自分もこんな本を書きたいと思い、今度はコンサルに興味を持ちました。

 

-資格の勉強を辞めても本を読んで勉強されていたなんてすごいですね!ちなみに、1年生の間は全く遊ばれなかったのですか。

そんなことはないですよ。ジャズを演奏するサークルにも同時並行で行っていました。そのサークルは、留学を機にしばらく行かなくなってしまいましたが、就活が終わってからはまた毎日のように顔を出していました。いつ行ってもいいような雰囲気のサークルなので。

 

-留学もされたんですね!なぜ留学に行こうと思われたのですか。

1年の冬に、いい留学プログラムに出会ってしまったからです。そのプログラムは、上海で英語を使いながら自分の専門分野を勉強できるものでした。6か月という短期間のプログラムでしたが、他の留学プログラムに比べて魅力的でした。というのも、当時の僕は、急激な経済成長と世界における影響力の大きさから、中国に興味を持っていました。また、上海の学生は高い教養と世界でも勝ち残っていけるビジネススキルを身につけているだろう、とも思っていました。だから迷わずにこのプログラムに応募しました。

とはいっても、今振り返ってみると直観的な理由も大きかった気がします。このプログラムは、まだ僕たちの代で2期目という新しいプログラムだったんです。僕は新しいもの好きなので。(笑) また、英語を使う留学先は英語圏の国が多いのに中国で、しかも中国語ではなく専門をメインに勉強する、という変わっているところも魅力的でした。高校生の時から、大事な決断をする時には皆が右に行くところを僕は左に行く、と決めているので。

説明会も決め手だったかもしれません。説明会で登壇されていた1期生の方が、4月からマッキンゼーに入社される方でした。当時の僕は、マッキンゼー・アンド・カンパニーで日本支社長やアジア太平洋地区会長を務めた大前研一さんなどの本を読んで、マッキンゼーに入りたいと思っていました。しかし、マッキンゼーは文系の学部生はあまり採用されず、理系の大学院生が多く採用されると聞いていました。だから、このプログラムに参加すればマッキンゼーに近づけるかもしれない、と思いました。また、説明を担当した教授がすごくパッションを持った方だったのも理由のひとつだと思います。「このプログラムは早稲田のなかで最高のプログラムだから、切磋琢磨して自分を磨いてほしい。」と仰っていました。

 

次のページ→シリコンバレーで気づいた、専門性の大切さ。

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gakuseikichi

2 Comments

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早稲田 へ返信する Cancel reply

  • この自作自演ぷりはすごいですね。自分を、”凄い大学生”はおもしろい。

    • 早稲田さん

      コメントいただきましてありがとうございます。
      記事を書かせていただいた小笠原と申します。

      確かに、タイトルからするとあたかも“インタビュイーが自分のことをすごいと思っている”という印象を受けてしまうかもしれません。
      しかし、この企画ではあくまでも“私たちの目線から、何かひとつのことを頑張って突き詰めていて実績のある、魅力的な学生”をご紹介させていただいております。

      また、読者の方に少しでも興味を持って読み進めていただくために、多少の脚色をしているのは事実です。
      しかし、あくまでも事実に基づいた内容であり、少しの嘘もないです。ご理解いただけますと幸いです。

      今後も大学生に限らず、様々な魅力ある学生さんをご紹介させていただきますので、是非ご一読ください。

      引き続き、ガクセイ基地をよろしくお願いいたします。

      小笠原万莉亜

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