メーカー 企業研究

デジタル化が進むと文房具は必要なくなるのか!? 文具メーカーに直撃取材してきた / 株式会社マークス

8月企画「これからの教育について」の第1弾!
フューチャースクール推進事業』の取り組みで、タブレット教育に移行する小中学校が増えているという話を伺い、「もしかしたら鉛筆やノートの役割がすべてタブレットで補えるようになったら文具メーカーがなくなってしまうのではないか!?」と思った鈴木が上質なデザインの文房具を数多く販売されて女性を中心に絶大な人気を誇るマークスの田村さんと渡邊さんに、今後のデジタル化に対する動向を伺ってきました!
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—HPを拝読し、デザイン性の高い商品を多く販売している印象を受けています。マークスの社員の方はどのような方が多いですか?

男女比率で言いますと2:8くらいで、女性が多い会社です。社員の特徴としてはデザインやアートに興味のある人が多く、新しいことに取り組むことを楽しめる人が多いですね

—そうなのですね!そのようなデザイン性の高い商品を企画する力はどのように養われていらっしゃるのですか? 何か特別な研修などがあるのでしょうか?

特別な研修はありませんが、新入社員であっても意見が言いやすく、企画に参加できる環境であるのはさまざまな感性を大切にした『デザイン性の高い商品を生み出せる』一因であると思います。加えて、会社のスタートがメーカーではなく、『雑誌制作会社』であったことが企画力に生かされています。会社の転機は女性の社会進出が活発になってきた1999年、働く女性が増えたにも関わらず女性向けの手帳が少ないことに気づき、手帳市場に参入しました。今では文具や手帳を中心に様々な商品を扱っており、外から見ると文具メーカーという認識をされることが多いのですが、会社としては今でも創業時の「編集」というコンセプトはとても大切にしていますので、世間のニーズをキャッチした商品を作ると共に、その時代に対応した商品の提案や発信ができるように心がけています。11750734_949480588408529_251972919549649756_n(↑2016年度版手帳ラインアップ)

—元々、雑誌制作会社であったのは、驚きです。世間のニーズを掴む力が製品開発にもつながっているのですね。マークスは国内企業だけでなく、多くの海外企業とも取引をされていますが、売り上げの良い地域、また、御社がこれから力をいれていきたい地域を教えてください。

デザインへの関心が高く、トレンドに敏感な地域では売り上げが好調です。国で言いますと、現地法人のあるフランスを中心としたヨーロッパ圏。アジア圏ですと、台湾や香港などになります。ヨーロッパ圏以外の地域では各エリアにディストリビューター(販売代理店)を設置しており、ミュージアムショップや感度の高い書店などで商品の取り扱いをしてもらっています。
会社としては、これから中国に力を入れていきたいと考えております。オンラインサイトへのお問い合わせも多く、需要の高さを感じております。colette(↑海外にも展開も活発に行っており、写真は欧州で最も古い取引先であるコレット)

—海外でのニーズも多くあるのですね。手帳やノートなどの紙製品の市場傾向と共に、今後のデジタル化のなかでマークスではどういった戦略を以て、取り組んでいこうと考えられていますか?

まずは、紙製品の市場傾向についてですが、スマートフォン普及後も売り上げは横ばいです。ノート・手帳部門に関しましては近年、文具ブームの影響もあり、文具に『こだわり』をもつ人が増え、これまでBtoB(企業間取引)に特化していた企業が最近はBtoC(企業と消費者間取引)に注力するようになり、デザイン・性能に富んだ製品が増え、客単価が上昇したことが要因です。

デジタル化に関しては、現在の市場背景からも手帳・ノートといったアナログからデジタルへ移行する人は確実に増えることは想定しています。そういった中、商品開発で意識しているのは、時代の変化に沿った新しいプロダクトの提案です。例えば今までノートは「ノートをとる」とういう言葉があるように「黒板に書かれていることを板書する、打ち合わせなどをメモする」といった使われ方が主流でした。7月に発売した、クリエイティブな思考を育てる「アイデアノート・エディット」は、「考えること」をベースにアイデアのアウトプットによってクリエイティブな思考力を高めることができるノートです。今後もこのような、その時代のニーズを把握しながらも、新たな価値を発信できるモノづくりを目指したいと思います

img_ideanote-lineup_item01-itemimg02 img_howtouse_ideanote_e06-mainimg(↑クリエイティブな思考を磨き、育てるための機能が詰まった横型のノート『アイデアノート・エディット』)

—『お客様から選んでいただける製品』をこれからも作り続けるマークス。会社にとって、一番の武器はなにであると考えられていますか?
世の中のあらゆる情報を観察し、流れを読み込んで、新しい価値をつくる「編集感覚」だと思います。デザインの「かっこいい!かわいい!」だけでなく、今これが必要、求められているという商品ストーリーと、新しい価値観を発信できるような商品開発を心がけています。今後も時代の変化に臨機応変に対応しながらもマークスらしさのある商品を提案できるようにしたいです。

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田村さん、渡邊さん ありがとうございました!

株式会社マークス Information
設立1982年 総従業員数270名
『日本が生んだ“素敵”で世界に“快適”を』をコンセプトに国内外で様々な事業を展開している。デザイン・ステーショナリー世界一を目標に掲げ、世界市場に向けて日本の新たな価値を問いかける挑戦をしつづけている企業

HP: http://www.marks.jp/
Facebook:
https://www.facebook.com/marks.japan?fref=ts
マークスダイアリーコレクション:
http://marksdiary.jp/

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gakuseikichi

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