学生インタビュー

日本に逃れてきた難民が直面する危機とは!? 難民支援団体 J-FUNユース

  「難民って、言葉は知っているけどどんな人たちかよく分からない。危険な人たちなんじゃない?というか、そもそも日本にいるの?」

このように思っている方は、とても多いのではないかと思います。正直私も難民についてよくわかりません。

そこで、難民支援の活動をしている学生団体、J-FUNユースさんに日本の難民受け入れの実態について代表の酒師麻里さんにインタビューしてきました!

 

 

こちらは、6月20日の「世界難民の日」のイベント、BLUE JACKでの酒師さんのお写真です。
BLUE JUCKとは? 

 

逃れてきた難民の多くが、 日本で危機的状況にあるのを知ってますか?

 

―そもそも難民とは誰を指すのでしょうか?また、日本にもたくさんいるのですか?

 難民とは、人種差別や宗教的な迫害、対外戦争などの理由によって自国を逃れてきた人を指します。最近では、地球温暖化の影響による海面上昇に伴って、生命の危機に晒され、強制的に祖国を追われた人も難民として出ています。

 日本にも、実は毎年数千人もの人が難民として来ているんです。でも、命からがら日本へ逃げてきても、厳しい審査が待ち受けており狭き門となっています。

平成26年の難民申請者は5000人。その内、難民認定を受けたのは11人。難民認定が受けられなかったものの、特別に在留を得られた人は110人。残りの4879人は在留を認められず本国へ強制送還されることとなります。

審査期間は、短くて数か月、長い時は数年かかることも……長い!!!

認定や在留が許可されるまでの間は、仕事をすることも許されませんし、病気になっても健康保険が無いため、自費で病院に行くことになります。また、難民認定されたからといっても最低限の生活をするのが精一杯です。勿論、日本の知り合いはおらず、言葉も通じません。となると、法的に働くことが許可されても、仕事を見付けるのが難しい。こうした不安定な生活の中で暮らしている人が多いんです。

 

―日本で難民の受け入れが少なく、難民として生活している人の生活がままならないという問題がある中で、J-FUNユースではどのような活動をしているのですか?

常時活動としては、①難民二世の子どもたちの学習教室、②中高校へ訪問し難民問題を教える出張授業、③大学の構内で着ない服を集めて難民キャンプに送る活動などに力を注いでいます。

また、世界難民の日である6月20日には、毎年大きなイベントを開催して社会に難民問題への関心を訴えています。

 

難民二世の子どもたちと信頼関係ができて、 “難民問題”は“自分を取り巻く問題”に変わった

 

―酒師さんがJ-FUNユースに入られたきっかけはなんでしょうか?

私はもともと国際系とかボランティアとかにそこまで関心はありませんでした。そんな時にJ-FUNユースの学習教室に友達が誘ってくれたんです。

 初めて難民って日本にいるのだということを知って。そして、生活が不安定という深刻な問題を抱えている中でも、子どもたちは元気に明るく過ごしているのが印象的でした。彼らが抱えている状況を聞いていくうちに「自分もこの子たちのために何かできることはないかな」と考えるようになりました。 

 

―J-“FUN”ユースには、FUNという言葉がついていますよね。活動をしていてどんな時が楽しいですか? 

学習教室の子どもたちはとても積極的で、「先生、これ食べて」とお菓子をくれたり、全くしゃべってくれなかった子が回を重ねたらディズニーの絵を描いてくれたこともありました。 

難民って祖国を追われた外国人という暗いイメージを持っていました。あまり知ろうともしなかった。でも子どもたちと関わるうちに、全くそんなイメージはなくなって、楽しいことの連続なんです!

 この活動をしてから、人の温かみを感じることがすごく多い。暗いイメージはすっかり払しょくされて、最近だと飲食店を経営している難民の方とも意気投合して、毎週ミャンマー料理を食べに行くぐらいです(笑) 

国籍も人種も違う彼女たちと信頼関係ができて、難民問題が自分自身をも取り巻く問題に変わっていきました。そんな繋がりができることって、とてもいいなと思います。

 

 

これからの社会を創るのは私たち。 だから難民のことも良く知っておいてほしい!

 

―最後に、学生へのメッセージをお願いします。

難民問題で最も大事なことは、逃れてきた人を見放すのではなく、他の国が受け入れる社会を作ることだと思っています。だからこそ、これから社会を担っていくわたしたち学生が難民の理解を深めていければ、自然と受け入れられる社会ができます。J-FUNユースではそのきっかけ作りをしていきたいんです。 

この記事を読んだりして少しでも難民問題に興味を持ってくれた方は、ぜひ私たちの活動を見学しに来てください。難民問題について少しでも知ろうとしてくれたら嬉しいです。この問題はどうしても自分とは関係がないと考えてしまいがちですが、少しでも身近に感じてもらえるように、これからも頑張っていきたいと思います!

 

 J-FUNユース3

 

酒師さん、どうもありがとうございました! 

 難民の受け入れ人数は少ない日本ですが、世界各地にいる難民の保護と支援を行なう国連機関「国連難民高等弁務官事務所」への拠出額(相互扶助のために金銭や物品を互いに出し合うこと)は、アメリカに次いで世界二位。間接的な難民支援の貢献度は大きいとも言えます。

少子化による国力の低下。難民の受け入れは、日本にとって時間の問題のように感じます。

なぜ日本では受け入れが難しいのか。気になった方はぜひJ-FUNさんのイベントに参加してみてはいかがですか?

 

<イベント情報>

【8/9(日)難民フットサル大会2015 プレイヤーは難民方です!フットサル大会に参加していただく方は、一緒に応援したり、一緒に熱くなることで、難民の方と親睦を深める機会になります!
詳細:https://www.facebook.com/events/1612253895681327/

<Infomation>

Facebook:https://www.facebook.com/jfunyouth

Twitter:https://twitter.com/jfunyouth

ブログ:http://ameblo.jp/unhcryouth/

 

(編集後記)

正直に言いますと、「“難”民」って、言葉からして難しそうだからできればあんまり考えたくないな、そんなに関係なさそうだし…と、筆者はこれまで心のどこかで思っていました。
ですが酒師さんからお話を聞いて、難民って思ったより身近な存在だし、話してみれば普通に打ち解けられるんだ!あんまり難しく考えなくていいのかもしれないな、と思うことができました。
これからどこかで難民の方と触れ合う機会があったら、あまり気張らずに声をかけてみようと思います!

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gakuseikichi

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