体育館で行われるカタリバの授業
How To 学生生活

生き抜く力を子ども・若者へ/認定NPO法人カタリバ

 

 

 

自分が高校生のとき、

将来やりたいこと、自分がどうありたいかあるいは自分がどういう人間なのか

思い描けていたでしょうか? 

 

 

 

高校生にそのようなことを考える場を届け続けている、認定NPO法人カタリバ。

 

 

 

今回、広報ファンドレイジング部の堂道まこさんにお話を伺いました。

 

−カタリバとは?

 カタリバは、「生き抜く力を子ども・若者へ」という理念のもとに全国の高校生や被災地の中高生等に対して教育活動を行っている団体です。

 

 

−具体的にどんなことを行っているのでしょうか?

  高校生へのキャリア学習プログラム「カタリ場」と、被災地の放課後学校「コラボ・スクール」の二つの活動をメインに行っています。2014年度からはこれに加えて、中高生の秘密基地「b-lab」、高校生が地域の課題に取り組む「マイプロジェクト」の2つの新しい事業が立ち上がりました。

 

体育館で行われるカタリバの授業
体育館で行われるカタリバの授業

 

主に大学生のボランティア・スタッフが授業を担う「カタリ場」についてお聞きしました。

 

−カタリ場の活動内容について教えて下さい

  カタリ場の授業は、主に高校生の進路意欲を高めるために行われる「動機付けキャリア学習プログラム」です。授業を担うのは、大学生や社会人など「キャスト」と呼ばれるボランティア・スタッフ。キャストとのコミュニケーションを通して、高校生に自分自身を見つめるきっかけを与えます。2001年の設立以来、14年間で1,000校、約18万人※の生徒に「きっかけ」を届けてきました。(※2014年8/31時点)

 

 

−カタリ場が設立された背景は? 

 “生まれた育った環境や教育によって、描き出せる未来のイメージが変わってしまうこと”に疑問を持った代表理事今村が、三箇山とともに、2001年に設立しました。当時大学生だった今村が充実した毎日を送る一方で、地元の友人達は口々に「大学なんてつまらない」「刺激がない」と話していたそうです。

そのことにショックを受けた今村が、どうすれば、“機会”や“環境“の格差を解消できるのか?を考え、その答えの1つが、高校への出張授業“カタリ場”でした。

 

 

−授業の内容を教えて下さい

 授業が行われるのは、主に体育館です。1学年200〜300人の生徒を対象に数十名のキャストが班ごとに分かれます。

キャストに対しては、事前に平均9時間の研修を行います。授業の流れは、「座談会」「先輩の話」「約束」の3つのパートに分かれます。「座談会」では、キャストが進路の悩みや興味のある事を質問し、生徒の自己理解を促します。「先輩の話」では、キャストの紙芝居形式のプレゼンテーションを聞いて、なりたい自分像の具体例を見つけます。最後の「約束」では、これまでの時間の中で生徒が気付いたことを行動につなげるため、すぐにできる小さな行動をカードに書き込みます。キャストと「約束」をすることで、授業の興奮を日常生活に繋げていきます。

 

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座談会の様子

 

−ボランティアキャストの役割とは?

  ほとんどの高校生には、大学生や社会人と接したり将来についてリアリティをもって考える機会もありません。もし高校生の頃に、進路の悩みを先輩に相談したり、大学や仕事について具体的な体験談を聞く機会があれば、将来に向けて背中を押される“きっかけ”さえあったなら主体的になれる生徒も多いはず。

そんなきっかけを作る非日常を日常につなげるのが「カタリ場」の授業です。高校生たちに本音を語ってもらうために、鍵になるのが「ナナメの関係」です。利害関係のある親や先生の「タテ」でもない、同じ視点になりがちな友達の「ヨコ」でもない、「ナナメ」である少し年上の先輩に憧れたり、刺激を受けることで、生徒を動機付けているのです。参加する学生は教育学部、教員志望じゃなくても大丈夫です。多様な人間が学校に出かけて対話するということが、高校生にとっても刺激になるのではないかと考えています。様々な学生が参加しています。

 

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先輩の話

 

 

−学生に向けてメッセージをお願いします!

「何がしたいのかわからない」「何かやってみたい」と思っている学生がいたら、是非カタリバに来てください。その先に何が見えるかや何を掴むかは個々人によって異なるでしょう。ですがカタリバにコミットしている学生は、人を巻き込む力、マネージメント力、プレゼン能力が身についている子が多いです。自分を見つめ直す経験にもなるので、就活にも役立つかもしれません。

カタリ場は対話の授業です。当日は勿論、そこに至るまでに行われる説明会、研修、そしてカタリバの高円寺事務所での何気ない日常でさえも、様々な所に本気の対話が仕掛けられています。その仕掛けを覗いてみませんか。本音で語り合うことが怖いですか?熱くなるのは馬鹿らしいと思っていますか?そんな学生にこそ、一度来てほしいです。

 

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授業終了後、キャスト全員での集合写真

 

 

 

 NPO法人カタリバ

HP: http://www.katariba.or.jp/

Twitter: https://twitter.com/katariba

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 首都圏教育ボランティア募集しています!http://www.katariba.net/syutobora/

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