人材・教育 企業研究

芸術で心を豊かに/芸術教育研究所

心の豊かさ芸術的な活動によって育み、豊かな文化を創造するためにたゆまぬ努力と前進をつづけていく会社がある。

今年で設立から約55年を迎える『芸術教育研究所』だ。

今回は入社12年目の津村一美さんにお話を伺ってきました!

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会社設立への想い

❝平和な世界をつくるため、子どもたちの心の力を育てたい。❞

戦争を経験した前所長の多田信作さんは争い事のない平和な世界を強く願い、

美しいものをこよなく愛し、美しいものを自分の力でつくりあげる。その喜びがわかる子どもたち。

みにくいものをこばみ、みにくいものを美しいものに変えていく。その心と力をもった子どもたちに育ってほしい。

そんな想いのもと芸術教育研究所を立ち上げました。

 現在は、現所長の多田千尋さんがその意思を受け継ぎどもたちのために豊かな文化を生み出そうとする人々から、お年寄りたちの自己実現が可能となる社会をつくりり出そうとする人々まで、共に学び合う場をつくり、子どもから高齢者の方にも向けた「心の栄養補給」を目指して活動している。❞

 

具体的にどのような活動をされているのですか?

以下の3つを柱として活動しています。

1)乳幼児の芸術教育

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乳幼児の表現したい気持ちを育てることや発達に即した表現への指導について、仮説を立て、実践し、理論化しています。また、長年の研究の成果を、出版という形で発表したり、保育者に向けた絵画・造形・音楽・演劇・絵本・自然・身体表現・おもちゃなどの実技研修会や、子ども理解・保育環境・親支援などの研修会も企画、運営しています。また、「絵画指導スペシャリスト」「絵画指導インストラクター」等の講座を開催し、指導者養成もおこなっています。

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2)高齢者のアクティビティ・ケア

介護予防や要介護高齢者、障がい者のQOLの向上やADLの維持を支えるために、手工芸・レクリエーション・おもちゃ・遊びなどのアクティビティのあり方を研究し、福祉にかかわる専門職の方々が自信を持って活動するための『学びの場』を提供しています。また、アクティビティを通して、人と人とをつなげる「アクティビティディレクター」「アクティビティインストラクター」の養成や、学会等での発表もおこなっています。

3)おもちゃのショップ「Apty

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おもちゃを「人が初めて出会うアート」として捉え、よいおもちゃの広め手としておもちゃショップを運営しています。ベビーの生活をサポートする「ベビートイApty中野店」と、国内のおもちゃ作家の作品を集めた東京おもちゃ美術館内にある「トイギャラリーApty四谷店」の2店舗があります。また、認定NPO法人日本グッド・トイ委員会とともに、木のおもちゃを通して、林野庁の進める「木育」の活動にも携わっています。

 

津村さんがここで働くことになったきっかけは何ですか?

私は子どもが大好きだったこともあり大学は幼児教育の専門学校を卒業しました。

進路先は保育園や幼稚園の先生が多かったのですが、私は就職活動を進める中で

自分が人と話すことが苦手ということが仕事に向いていないと感じるようになり、結局一般職に進路を決めました。

 

-苦手を克服するためにあえて飛び込む-

ここで決めた一般職というのはデパートでの接客をする業務内容で、人を話すことが苦手だった自分を変えたいと思いあえて飛び込んだ世界でした。他にも電話がとても苦手だったので、あえてコールセンターで働くことで苦手をひとつひとつ克服していきました。

そんな中、やはり幼児教育に関わりたいと思う中でリトミックの勉強をはじめました。

最初は他の仕事をしながら幼稚園に入る前の子どもに向けた親子の教室を持たせていただいていていたのですが、その後芸術教育研究所に出会い、その頃は当研究所が認定していたおもちゃコンサルタントの資格をとり、声をかけて頂いて今に至ります。

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仕事でのやりがいはどんなことですか?

ひとつは、仕事を通じて色んな人と出合えることです。昔あんなに人と関わるのが苦手だった私が、こんなにも沢山の人と関わることが出来ていることがとても嬉しく、不思議に感じています。人と関わることで自分の中のものも増えてきて、とても充実しています。

もう一つは、子どもの成長を近くで見ることが出来ることです。最初に出会ったときはまだ2か月だった子どもが、ある時喋れるようになり、気がつけば小学生になり部活動を始めたお話を聞いたりと、子どもの成長には驚かされます。

-仕事をするうえで大切にしていること-

子どもたちの「楽しい」という言葉を聞くと、また来週も楽しいと思ってもらえるように頑張ろうと思います。

また、少しでも子どもたちに人生を楽しいと感じて生きてほしいと思っています。

これは聞いた話なのですが、ある子どもが逆上がりの練習を一生懸命していてついにできたときに「もう練習しなくていいんだ」と言ったそうです。できた喜びではなく、これ以上練習しなくていいという喜びだったと。以前に運動遊びの先生から「自分もあんな風に出来るようになりたい!」と憧れて取り組んでもらえるよう「子どもに運動を教えるのではなく、運動の世界に案内をしてあげるんだ」というお話を伺い、感銘を受けました。私も子どもたちに「あんな風になりたい」「あの人と一緒にいると楽しい」と思ってもらいたいと思っています。

 

逆に大変なことはどんなことですか?

大変なことは、得意不得意関係なく仕事を任せられることです。その仕事をどうこなしていくか、手探りの状態で試行錯誤しながらやっていくことは中々大変です。

また少人数で仕事をしているので、色々な種類の業務を任せられることです。例えば、事務作業からイベントの集客、運営、さらには本の出版まで何でも行います。

その分、職員同士の助け合いは心強いです。

最後に学生に向けてメッセージをお願いします!

みなさんは仕事を選ぶ際に、「好きなことや得意なことって何だろう」と真剣に悩むと思うのですが、私はそればっかりを一生懸命に探さなくていいと思います。

というのも、仕事には好きや得意なことばかりではなく必ず大変なことも一緒についてくると思うからです。例えば私が自分の教室がやりたいと思っても、教室を開くためには集客や事務作業など大変な仕事も行う必要があるのです。逆にいうと、苦手な仕事や嫌な仕事でもやっていく中で楽しいこともついてくるかもしれません。

楽しいこと大変なことはすべてがセットだと思うので、何でも経験してみることが大切だと思います。

二つ目に、苦しいことや悲しいことがあっても素直に受け入れてほしいです。

苦しい経験や悲しい経験、つまらない経験があるからこそ、楽しさや嬉しさを感じることが出来るのだと私は思います。子どもたちを見ていても、悔しい経験をしたからこそ、その後に何倍もの嬉しさを感じられるような気がします。

みなさんにはこれから、色んな経験をして、すべての感情を素直に受け入れていきいきと生きてほしいです。

 

津村一美さん、素敵なお話を本当にありがとうございました!

 

芸術教育研究所ホームページ

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(文責:小林紘子)

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