サービス・インフラ 企業研究

人に寄り添う仕事。/株式会社ベネッセスタイルケア

ベネッセスタイルケアはベネッセグループのひとつで、介護・保育の面から「よく生きる」というベネッセグループの企業理念を実現する企業です。
今回は介護職について、2010年に新卒で入社し4年間の介護スタッフを経験後、現在人財開発部に所属する藤本恵さんにお話を伺いました!

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介護スタッフってどんなお仕事?

Q.基本的なお仕事内容について教えてください。

様々なご事情によりホームでの生活を選ばれたご入居者様の生活をサポートするお仕事です。複数のスタッフで連携を取りながらご入居者様の生活をサポートしています。
食事や入浴など身体的な介助や身の回りのお手伝いだけではなく、その人らしく最後まで生きられるようにどんなふうに暮らしたいのかということをお一人おひとりのライフスタイル・ご要望に合わせながら、それらを実現できるよう仕事をしています。その実現の為にベネッセスタイルケアでは、“生活プラン”という独自の方法も行っています。

「自分や自分の家族がしてほしいサービス」

少子高齢化が進む中、“介護”は遠ざけることの出来ない事柄です。そんな中、自分の家族や大切な人。そしていつか自分がしてほしいサービスを創り上げていくこと目指しています。

 

Q.“生活プラン”はどのように考えているのですか

ご入居者様お一人おひとりがその人らしくいきいきとした生活ができることを目指し作成しています。担当のスタッフだけでなく、すべてのスタッフが日々の生活を支える中で気付いたことや、実際にご入居者様にお話を聞くことで“生活プラン”を立てていきます。また生活は日々変化していくものなので月に1回ミーティングを行い、スタッフ内で気が付いた変化やその時のご入居者様のご状態やニーズが今の“生活プラン”に合っているのかなどを話し合って考えていきます。そのためスタッフはご入居者様の日々の生活の中での変化に気が付けるよう、ご入居者様に寄り添いながら仕事をしています。

ある一日のスケジュール(日勤スタッフの場合)

8:45~  出勤後 夜勤スタッフから申し送り(変化などの情報共有)

       朝食のお手伝い等

10:00~ ティータイム対応

11:30~ 体操の時間 (嚥下体操、椅子に座って出来るストレッチなど)

12:00~ 昼食の準備・お手伝い

      ―スタッフ1時間休憩―

14:30~ アクティビティの時間 (音楽クラブ、園芸教室など)

15:00~  おやつ対応 

       ナースコール対応・トイレ介助・記録等

17:00~ 夜勤スタッフに申し送り

       夕飯の準備

17:45~ 勤務終了

 

~やりがい・大変なこと~

Q.やりがいを感じる時はどんなときですか?

やはりご入居者様に寄り添うことが出来たと感じられる瞬間がとても嬉しいです。正直ご入居者様に本当に合った“生活プラン”を作るのはとても難しいことです。そのため、日々試行錯誤しながら“生活プラン”を作っているのですが、その中でご入居者様のニーズを取り入れた“生活プラン”で少しずつご入居者様の明るい表情笑顔を見れたときは、ご入居者様に寄り添えた“生活プラン”を目指し、頑張ってきて良かったなと心から感じます。

またご入居者様のいきいきとしている姿を見て、そのご家族に感謝していただけたときやご入居者様ご本人に「ありがとう」と言っていただけたときは特にやりがいを感じる瞬間です。

また介護スタッフはご入居者様の生活を支える仕事なので、本当に深い人間関係を築けるところが好きです。そしてご入居者様が自分らしく最期まで生きられるように出来ることは何か、どんなサポート・サービスをしていくべきかということを真剣に考えていくことにやりがいを感じます。

Q.逆に大変なことはどんなことですか?

自分のケアを受け入れていただけないことがあり、とても苦労したことがあります。どうすればその方に受け入れてもらえるかとても頭を悩ませました。

しかし相手が心を開いてくれるまで待つというスタンスではいつまで経っても心を開いてはもらえないと気付き、その方を知り、自分のことも知ってもらいたいと思い、積極的に挨拶をすることや、先輩スタッフに「あの方はどういう方なのか?」とその方を知るための努力をたくさんしました。

 

~私が介護職を選んだ理由~

Q.藤本さんが介護の仕事に就こうと思った理由を教えてください。

もともと祖父母と一緒に住んでいたことや、高校の時からボランティアに参加したことなど福祉に興味があったのですが、高齢者という一部分しか知りませんでした。そこから「福祉って何?」という疑問が湧いてきて、っと知りたいという想いへと変わりました。どこかの大学の社会福祉学科などではなく、どっぷり福祉にはまってみたいと思い福祉大学に進学を決めました。

福祉大学に通うなかで介護の仕事に就きたいと思っていたのですが、大学の実習で行ったホーム先で作業的な仕事を目の当たりにした時にショックを受け、一時は「私がやりたいことは介護ではないのかも」と思う日々もありました。

けれど、ゼミの先生などに「幸福に生きていくためには」というお話を聞く中で、お一人おひとりの思いを大切に考える重要性を知り、「やはり私はそういう仕事をしたいんだ」と改めて思うようになりました。

そんな中、有料老人ホームを知り、どのようなホームなのか知りたいと思い、実際にアルバイトをしてみました。そこでの働きは以前実習で目の当りにした作業的な働き方とは異なり、人に寄り添うというかたちでの介護を感じることができたのです。そして私は人に寄り添う仕事をしたいという想いを軸に就職活動を進めていきました。

たくさんの老人ホームを経営する会社がある中で、学校の会社説明会で出会ったベネッセグループの理念である“よく生きる”という想いにとても共感しました。そしてベネッセが人を大切にしている会社であると知った時に、私の軸である人に寄り添いたいという想いと強くリンクし選考に行くことを決めました。

その後、実際にホーム見学会を通して様々な会社のホームを見させていただいたのですが、その中でベネッセスタイルケアのホーム見学会に行ったときに「私ここでなら笑顔で仕事をしている」と強く感じたことが一番の志望動機になりました。

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Q.働いてから感じたギャップはありますか?

介護の仕事は考えていたよりももっともっと深い仕事だということを知りました。

正直入社したばかりの時は福祉を学んでいたこともあり、業務をこなせればある程度出来るのではないかと思っていたのですが、いざ働いてみたら人に寄り添うことはそんなに簡単なことではないことを知りました。

お一人おひとりが色々な考え方であったり想いを持っていて、それらを知り、覚える必要があるということを身をもって感じました。

人に寄り添うということは、もっともっとその人のことを深く知る努力が不可欠ということ。「人ってこんなに深いんだ」ということを働くうえで感じました。

 

Q.この仕事の魅力はどんなことだと思いますか?

ずっと寄り添える、また支えられる仕事であるということがこの仕事の魅力だと思います。

ここまで人と深く関わり合い、長いスパン寄り添える仕事は少ないと思います。そしてここでは何にでも挑戦をすることが出来、それを一緒に頑張っていく仲間もいて、さらにそれを喜んでくれる入居者様がいます。だからこそ、ご入居者様・仲間と一緒に、ご入居者様らしく生きることの出来る生活を共に創っていくことが魅力に感じます。

また、自分の趣味や個性を生かせるというのも魅力だと思います。

実はベネッセスタイルケアでは働いている新卒スタッフの7~8割は福祉以外の学びをしてきた人で、この多様な個性がご入居者様とのコミュニケーションに生かせることが多いのです。

例えば音楽が好きなスタッフは音楽をみんなに披露して場を盛り上げたり、哲学を学んできたスタッフは哲学が好きな方と意気投合したりなど、生活というフィールドだからこそ趣味や個性が生かせるのがこの仕事の魅力のひとつだと思います。

 

~これからの目標~

Q.今後の目標は何かありますか?

最終的には現場にもどり、ご入居者様とスタッフとともにより良い生活を共創できるホームを創っていきたいと思っています。

そのために今は視野を広げるために色んな経験をして、色々な考え方を持てるようになりたいと思っています。立場が変わってみて初めてホーム長の気持ちが分かったりと、一歩外にでてみないと見えないことがたくさんあると思います。

現在、年に2回ある社内の公募で自ら手をあげて今年の5月から人財開発部に異動しました。本部に来てみて初めて本部の考えを知ることが出来たりと視野の広がりを感じています。

伝えることの難しさや楽しさをホームでの仕事を通じて知り、学生さんに福祉のことを伝えたいという想いで人財開発部に異動してきたので、今の目標は学生さんの中に福祉の種をまきたいと思っています。学生さんの持つ福祉のイメージは様々あると思います。その中でマイナスに捉えている部分も多くあるように感じます。ただそれはまだ福祉という可能性やその魅力を知る機会が少なかったからだとも思っています。だからこそ、自分の経験や想い、福祉の可能性などを伝えながら福祉のイメージが変化したり、身近に感じてもらえたらと考えています。そしていつか学生さんたちの中にまいた種が、どんなかたちでも福祉のフィールドで芽を出してほしいと思っています。

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~メッセージ~

Q.学生へのメッセージをお願いします!

「社会で今何が必要とされているのだろう」という社会の変化を意識しながらも、その中で自分が大切にしたい軸を持ってほしいと思います。

そして常に挑戦してほしいです。というのも、自分から動かなければ見たいものも見れないし、待っているだけでは知りたいことも知れないということを忘れないでほしいからです。学生のみなさんは今の時期だからこそ色んなものを見て「これは違ったから引き返そう」と自由に動ける貴重な期間だと思います。

自分の軸のもと、自分から動いて知りたいことを知っていく。そして「ここでは何が求められているのだろう」ということを自ら掴みに行ってほしいです。

 

ホームの様子☆

実際に藤本さんが4年間働かれていたホームを見学させていただいたので一部を写真と共にご紹介します!

 

エントランスラウンジ

  • ホームの玄関。家族の方やご入居者様同士の談話の空間としても使われているそうです。

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自然に触れ合える中庭

  • 夏祭りなどのイベントもこの中庭で行われるそうです!

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ダイニングルーム

  • ご入居者様が集まりお食事をとるスペース

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お花が咲く屋上

  • ご入居者様が自ら植えて育てているお花もたくさん!

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ベネッセスタイルケアHPhttp://www.benesse-style-care.co.jp/

 

 

 

~編集後記~

取材に行くまで介護に対して「介助、きつそう」という漠然としたイメージしか持っていませんでしたが、今回初めてホームに伺い実際に働く姿を見させていただき、今までのイメージと全く違うイメージを介護に対して持っている自分に驚きました。

ホームで見た、明るく働くスタッフの姿がとても印象的で、全員がチームとしてご入居者様を支えているのが働く姿を見て感じとれました。また見学させていただいている途中に藤本さんと久しぶりに会ったご入居者様がお話をしていたのですが、その様子も本当に仲の良い様子で、話しているときのご入居者様の笑顔がとても素敵でした。

“百聞は一見にしかず”という言葉がありますが、本当に実際に見るという行為は物事を知るための一番の近道だと感じました。

最後に藤本さんが仰っていたように、学生時代というまだ色んなものを見る余裕があるうちに 自分から動いて自分の目で見て物事を判断する ということが本当に大切だと改めて思いました。

貴重なお話を聞かせて下さった藤本さん本当にありがとうございました!

 

 

 

 

(著:小林紘子)

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