スキルアップ

RICOH & Java™ Developer Challenge Plus 2014 サマーキャンプ

7/31、 8/1の2日間にわたって、お台場にある日本科学未来館で行われた、RICOH & Java™ Developer Challenge Plusサマーキャンプの模様を取材しました!

 

「RICOH & Java™ Developer Challenge Plus 」

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複合機やプロジェクターといった製品は、パソコンと同じように、ハードウェア上にOSを搭載し、その中で様々なアプリケーションを動かしています。そのため、プログラミングによってアプリケーションを追加すれば、機能を拡張することができるのです。

RICOH & Java™ Developer Challenge Plusは、リコー製品を使ったビジネスアプリケーションを発想・開発し、製品の新たな可能性を提案する学生向けのコンテストです。今年度の大会から、アプリケーションの発想から実装までを行う「Programming Challenge コース」に加え、プログラミングなしで発想を勝負する「Idea Challengeコース」が用意され、幅広い分野の学生が参加できるようになりました!1517539_704431622933170_9143755774026706370_n

7/31と8/1の2日間にわたる今回のサマーキャンプでは、Idea Challengeコースに参加した各チームの最終プレゼンテーションと、並行してProgramming Challengeコース参加者に対する技術講習会が開催されました。また、両コースで科学コミュニケーターによるプレゼンセミナーも実施されました。

 

【Programming Challengeコース】

技術講習会、開催!

Programming Challengeコースには、北海道から九州まで、さまざまな地域から18チームがエントリー! このコースでは複合機とプロジェクター、RICOH Unified Communication System(テレビ会議システム)の3種類が対象製品に指定されており、コンテスト参加者は、各製品のシステムや機能などについて、製品担当者から説明を受けました。皆さんは、メモを取るなど担当者の説明に熱心に聞き入り、開発に向けた準備を進めていました!

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【Idea Challenge コース】

プレゼンセミナーでスキルアップ!

6/21のアイデアワークショップ(https://gakusei-kichi.com/?p=16040)を経てアイデアを練り上げた各チームが、ふたたび日本科学未来館に集結しました。そして、科学コミュニケーターの方がプレゼンテーションのコツを参加者に伝授!二人一組で各自の好きなものを語り合うなど、伝えることをテーマにした3つのワークショップを通して、参加者の皆さんはプレゼンの本質ともいえる、「伝える」ということについてじっくり考えました!

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最終プレゼンに向けてリハーサル

プレゼンテーションの会場となる未来館ホールに移動し、各チームはリハーサルを開始!スクリーンにスライドを投影しながら、本番同様に発表していきます。なかには、大きな会場に緊張したのか、声の大きさや速さなど、課題がみつかるチームも。次の日の最終プレゼンテーションに向け、さらに磨きをかけていきます。

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いよいよ本番!

ついにプレゼンテーションの本番当日。審査委員は、多摩美術大学で講師を務める菅俊一さん、日本科学未来館の小沢淳さん、リコー環境推進本部の瀬川秀樹さんの3名。会場には、Programming Challengeコースの参加者や一般の来場者など、たくさんの方が観覧に訪れました。

 

各チームの発表がスタート!!

チーム名:Ferris GIS研究会   作品名:「My pict code」

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 フェリス女学院大学の学生で結成されたFerris GIS研究会は、ショップで販売される衣服に付けられたタグを読み込んで記録することで、1人1人に合わせた商品カタログを自動作成してくれるアイデアを提案。お店でじっくり選ぶ時間がないときでも、タグを読み込んで帰ってくれば、お家でショッピングができるそうです。自分の好みに合わせたカタログを作ってくれるなんて、女性にはとてもうれしいアイデアですね!もちろん、ファッションだけてはなく、他の商品にも応用できそうです。

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チーム名:アッチョンプリケ   作品名:「Calling Album」

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 武蔵大学をはじめとした、さまざまな大学の個人応募者による混合チームとして結成されたアッチョンプリケ。他のメンバーの都合がつかないこともあり、最終的に1人での発表となりました。提案したのは、「Calling Album」と名付けた、デジタル名刺システムです。紙の名刺が抱えるコストや整理の大変さといった問題に着目し、相手の顔と手の画像をClickable Paper(http://www.ricoh.co.jp/software/tamago/clicker/)で登録情報と照合させることでデジタルで名刺交換ができるアイデアを発案しました。多くの名刺を抱えるビジネスマンが喜ぶ、すばらしいアイデアですね!

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チーム名:Sangi OSE      作品名:「おリコー3(さん)

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静岡産業技術専門学校の3人によって結成されたSangi OSEは、学校の先生になりたいというメンバーの夢をきっかけに、生徒が解いたテストを自動採点して成績を管理したり、生徒のレベルに合わせてテストを自動作成したりするアプリケーションを提案。その他にも、文字認識を利用したレポート採点機能や、生徒の苦手分野を分析し、学習アドバイスをする機能を搭載するなど、さまざまなニーズに応えるアイデアとなりました!

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チーム名:SMW                          作品名:「Θ(テータ)」

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 上智大学の学生からなるSMWは、全天球イメージを撮影するRICOH THETA(https://theta360.com/ja/)とプロジェクターを組み合わせた、バーチャル訪問システムを提案しました。時間の都合や身体的な問題によって行きたい場所に行けない人々でも、部屋全体に映像を投影することによって、あたかもその目的地に居るかのような感覚を味わえるというアイデアです。実在する場所だけではなく、漫画や映画などの世界も体験することができるというアイデアは、とても刺激的でワクワクするものでした!

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チーム名:こころや                       作品名:「Chance meeting」

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青山学院大学大学院、東京大学、早稲田大学と異なる大学の学生により結成されたこころや。こころやは、会社内のコミュニケーションをより豊かにする「Chance meeting」というシステムを提案しました。具体的には、社員証をもってプロジェクターに近づくと、その人を認識して特定し、その人と共通点をもつ他の社員さんを紹介してくれるシステムです。こころやの皆さんもあるインターンをきっかけに出会ったそうで、そうした背景がもとになり、出会いのきっかけを与えるこのようなアイデアが生み出されたそうです。

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チーム名:GM3                 作品名:「YES!」

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駒沢大学の学生で結成されたGM3は、ビジネスライフを充実させる「YES!」というアバターシステムを提案しました。アバターに個人情報をあらかじめ登録しておくことで、RICOH Unified Communication Systemを使って離れた場所にいる打ち合わせ相手と名刺交換ができるほか、スケジュールを管理したり、上司との会話を盛り上げる話題を探したり、といった使い方ができるそうです。どのような会話を切り出していいか分からず悩んだことのある人にとっては、とても助かるアプリケーションなのではないでしょうか?

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チーム名:Team scratch         作品名:「Let it see」

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最後に発表したのは、Team scratch。北海道教育大学や福岡女子大学など、さまざまな大学からの個人応募者によって結成された混合チームです。家庭からの食品廃棄が多いという問題に目を向け、あらかじめ複合機で印刷し食品に貼っておいたラベルを冷蔵庫内に取り付けたRICOH THETAで撮影することで、食品を管理しやすくするアイデアを提案しました。冷蔵庫内の様子をスマホに転送することで、冷蔵庫の中身を確認しながら買い物ができるほか、賞味期限が近づいている食品がある場合には、それもお知らせしてくれるそうです。家計の無駄を解消してくれるだけでなく、社会全体にとっても優しいアイデアはとても魅力的でした!

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審査委員・菅先生によるスピーチ

各チームの発表後には、多摩美術大学美術学部統合デザイン学科講師で、コンテストの審査委員を務められた菅俊一先生がスピーチをおこないました。NHKの【ピタゴラスイッチ】やEテレ「2355/0655」などの制作をはじめとして、映像や展示など幅広い分野で活躍する菅さんの貴重なお話に、発表を終えた参加者も熱心に聞き入っている様子でした!

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結果発表

 ユニーク賞

 チーム名:SMW

        作品名:「Θ(テータ)」

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     ユニーク賞に輝いたのはSMWの皆さん!全天球イメージを、プロジェクターを使って再現し、体験するという、今までにないアイデアが高く評価されました!

 

 

バリュー賞

   チーム名:Ferris GIS研究会

    作品名:「My pict code」

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   バリュー賞は、ファッションが好きな女性ならではの価値観をもとにアイデアを発案したFerris GIS研究会の皆さんが獲得しました!

 

プレゼン賞

     チーム名:アッチョンプリケ

         作品名:「Calling Album」

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    プレゼン賞は、手描きのイラストを用いながら発表をおこなったアッチョンプリケに贈呈されました!

 

 

 

プレゼン後には懇親会も開催

プレゼンを終えたあとは、Programming Challengeコースの参加者も合流し、懇親会が開催されました。Programming Challengeコースでは、自分たちでアプリケーションを発案するだけではなく、Idea Challengeコースで出されたアイデアの中に面白いと思うものがあれば、そのアイデアを採用して開発に励むことができます。それぞれのコースの参加者は、他の参加者と自由に交流しながら、意見交換をはかり、楽しい時間を過ごしました。

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Idea Challengeコースでは、どのチームからも、とてもユニークで面白いアイデアが飛び出しました!最終プレゼンテーションも、イラストを用いたり、演技を交えたり、さまざまな工夫によって、刺激的なものとなりました。

Programming Challengeコースは、9月中旬の一次審査を経て、12月7日(日)に最終選考会が開催されます。これからどんなアイデアが生み出され、実装されるのか、みなさんもぜひ注目してみてください!

 

RICOH & Java™ Developer Challenge Plus 2014 公式ページはコチラ↓
http://www.ricoh.com/ja/devchallenge/

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