学生インタビュー

看護師資格は将来の選択肢を広げていく/看護学生団体ION

将来役に立つから資格を持っておきなさいという話をよく耳にします。
でも、資格1つ取るのにもたくさんの時間と労力が必要ですよね。

もしその資格を使ってどんなことがやりたいのかその先を思い浮かべることができたら、勉強するのも楽しくなるかもしれません。

今回取材させていただいたのは、看護学生団体IONの代表を務める、
順天堂大学医療看護学部看護学科2年の文倉志信さんです。
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看護学生団体ION
看護学生のキャリアの選択肢を広げるような縦のつながりと、学校を超えて学生同士の横のつながりを作るために2011年に結成。「つながるナース」をコンセプトに看護学生のみで構成されている。2014年現在、慶應義塾大学/自治医科大学/日本赤十字看護大学/群馬大学/千葉大学/東京女子医科大学他の学生ら計50名が運営。

代表紹介看護師を目指したきっかけー

―この団体に入られたきっかけはなんですか?

看護師を目指した理由に資格と金銭的な理由をあげる人が多い状況に、他の考えや理由を持っている人とお話ししたいと思ったことがきっかけです。 看護学生が集える場を提供して下さっている看護学生団体ならば、看護師という職業の役割を考え、答えを探している方々にお会いできるのではないかと入団を決めました。

『人と深いところで関われる職業は何かと考えたときに、やっぱり看護師しかないと思ったんです』

―「人とより深く関われるから看護師」を目指されている文倉さん、「看護師しかない」と思った具体的なエピソードがありましたらお聞かせください。

看護師を目指そうと思ったきっかけは母親が看護師を勤めていて、その職業が身近にあったのも理由の一つです。なにより自分が人と関わることが好きで、誰かの役に立てれば自分が嬉しいという気持ちが看護師の道へと自然に繋がりました。 看護学部に進むことを反対されたことはあります。反対した人には看護師になったら、「人の体に触れることに慣れたり、また人の死を間近で見つめ、やがてはそれが職業になってしまう、、、」と言われました。私はそれまで看護のマイナスイなメージを意識して考えたことはありませんでした。看護はあったかくて時に感謝されて素敵な職業だということしか思ってなかったんです。でも逆に反対された理由を聞いて、より看護師は楽しいことも辛いことも含めて多方面から人と関わることができる存在なのだと気づかされました。反対されて諦めるどころか、火が付いちゃいましたね(笑)。

団体のコンセプトは「つながるナース」

―「縦のつながり」といって、看護師資格を持ちながらも違う職業に就いている社会人の方をお招きして、講演会を開いているION。「看護師しかない」と思っている文倉さんならば、看護師以外の仕事につく学生を応援するよりも「やっぱり看護師って素敵!もう一度頑張ってみよう」と思わせるほうが大切なのでは?

看護師資格を取るために得た知識や経験を看護師の仕事だけに役立つものだと考えるのはもったいないと思うんです。 正直、看護学生の学生生活は大変なことが多いです。学校での勉強は多く講義が一コマ目から最後まであるのは珍しくありません。実習があれば始まる前から不安でたまらなくなり、実習中はやることは山のようにあって、やってもやっても否定され、帰宅しても眠れず、、、(ちょっと大げさですが割とこんな感じです)。

他学部の学生さんと比べてこちらが大変と言っているわけではなくて、ただただ看護学生って大変なんです。 それで、学生をやっているうちに「こんなに大変なら看護師になっても大変なんじゃ…」とか、「私には看護師なんて向いてないんだ…」という気持ちになってしまい、看護師を目指して学校に入学して勉強し始めたはずなのに諦めてしまう人がいるんです。自分がそんな気持ちになって追いつめられたとき、自分の未来像が病院で看護師として働いている姿だけなのと、看護の勉強をして得た知識と資格を使って病院以外で働いている姿も見えるのとでは、モチベーションが違ってくると思いませんか?

学生のうちから自分の将来を固定してしまうのは、自分を追い詰めることにも繋がるので、あまりプラスはないと考えています。将来絶対看護師になりたいと思っている人には、看護師以外のキャリアについて知ったところで看護師以外は目指していませんからプラスにならないかもしれません。でもマイナスにもなりませんよね、絶対に。看護師としての資格や知識をその他の職業に生かせる道があることを知って、あわよくば自分の将来への分岐を増やせたとしたら、ちょっといいなと思い活動をしています。 看護以外でやりたい職種が見つかったのならもちろんその方向にシフトチェンジしてかまわないと思います。ただ、看護学生として過ごした時間があってなおかつ資格も取れたのなら、ぜひその経験と知識を生かせるような他職業に就くか、生かせる事業は ないか考えて発展させていってほしいのが本音です。

IONwarkshop1620065_463642790439902_1816621516_n ―看護学生の「横のつながり」は何を目的としているのですか?

 看護学科は学校ごとにカリキュラムが異なっていれば、先生方の教え方も違ってきます。もし一遍通りの処方しかできないのだったら、看護資格なんていりませんよね。人間ですから一人ひとりのケアは違ってきて、臨機応変に対応できなければならない。そういった時に、他の学校の学生と教わってきたことを共有することで、色んな方法があるのだと多角的に気づくことができたら嬉しいです。 IONme-teinngu10501258_463642793773235_714880710_n

団体の魅力は、熱い思いを持った同志がいるところ

―お給料が安定した職業という理由で看護師を志望する方もいらっしゃると思うのですが、、、

うーーん、そうですね。お給料は高い方がいいと考えるのはその通りだと思います。だけどそこが看護師を志望するメインになってほしくはないです。もし自分が患者さんの立場になって、「この看護師は給料のことばかり考えている」ように感じたら、ケアされたくないですよね。 看護学生は実習もあってテストも厳しくて辛いこともあるけど、ここで同じ職業を目指している同志と思いを共有することで、看護学生になれてよかったと、学生生活を楽しめたらいいなって思います!

 

厳しい看護カリキュラムも仲間がいれば乗り越えられる。

看護師資格を使ってどんな看護師になりたいのか、どんなことをやりたいのか、
真剣に考えている同志と話してみたら勉強するのもより楽しくなるかもしれません。

文倉さん、ありがとうございました!!

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イベント情報

新しいことにチャレンジしてみたい!全国の医療系学生と交流したい! すごい人のプレゼンが聞きたい! チームスポーツをやっている! 可愛い女の子が大好き! 色んな分野の企画を一度に楽しみたい! とにかく楽しいことが好き!

そんな皆さんにぴったりのこの夏最大のイベントがあります。
昨年、全国から約500名もの医療系学生が集結し、大盛況だったMedical Future Fes 2013。
今年もMedical Future Fes 2014として、8/23-24の2日間にわたり、microsoft品川本社(超きれいです!!!)にて開催します。
すでに全国から450名の参加申し込みをいただいております!!!

今年のテーマは「君のワクワクを、見つけよう」。

昨年に引き続き、医療系アプリ開発コンテストApplicareの決勝や、まるでTEDのようなプレゼン企画、ドクターGのような臨床推論、医療にもスポーツにも欠かせないチームビルディングについてのディスカッション、そして初の全国医療系学生ミスコンなど…。 その他学生団体等による小ブースや交流スペースも設置。 ひとつのイベントで20もの企画に参加できるのはMFF2014だけ! さまざまな企画で、あなたの好奇心を刺激します。 今まで知らなかった自分のワクワク―新たな興味が見つかるかも?!

参加申込みはこちらから

以下詳細です。
—————————————————————-

■開催日時 2014年8月23日(土) ~ 24日(日)
23日 10:30 ~ 18:00 (受付9:30開始)
24日 10:00 ~ 19:00 (受付9:00開始)
☆8月23日18:15~ 参加者・スタッフによる懇親会あり!(途中でミスコンもあります!)

■会場 日本マイクロソフト株式会社
〒108-0075 東京都港区港南2-16-3 品川セントラルタワー31階

■参加料金(予定)
・学生 1日1500円/両日2000円
・高校生、受験生 両日500円
・社会人 1日3000円/両日4000円
・懇親会&ミスコン 1000円 ※オトモダチ3人以上で500円引き!

■参加申し込み こちらからお申込みください。

■企画内容
▷ イノベータ―セミナー
医療業界や他業界で活躍されている第一人者の方々、問題意識を持って活動している医療系学生がTED形式のプレゼンテーションを行います。

▷ 臨床推論甲子園
主訴・問診・身体診察から、鑑別疾患を挙げていき、必要な検査、最終診断を考えます。まるでミステリーを解くような企画です!

▷ チームビルディング
一流のスポーツ界の方から、将来医療従事者として必ず役に立つ、チームの絆・モチベーションの築き方について伺います。部活やサークルにも生かせるはず!

▷学生団体プレゼン
IFMSA、ION、APS、resident16、jaihsといった全国規模の団体や、東北、中部、近畿、中国四国、九州から1団体ずつ、計10団体に活動内容・理念・目標などを話していただきます♪こんな活動もあるんだ!とワクワクするはず!

▷ 全国医療系学生ミスコン
美しく知性あふれる女性医療系学生が、女性医療者のキャリアについて語ります。また懇親会では、私服姿や白衣姿でランウェイを歩き、医学科・コメディカルそれぞれのNo.1を決定します☆
一次予選(7/20まで)web投票受付中!

▷ APPLICARE 2014 決勝大会
「テクノロジーを用いて医療問題を解決する」ことをコンセプトに、アイデアベースの既存のコンテストとは異なり、実際に使用可能なアプリを開発するもので、ビジネス/医療/エンジニア/デザインと分野の異なる学生がチームとなり競います。決勝進出を果たした上位4チームによる発表を行います。

▷ また、これに加えて、小規模な会場を用いて、全国の学生団体によるセミナー/ワークショップの開催や、医療×ITをテーマにした企画、医療×法をテーマにした企画、医療界を目指す高校生向けの企画などを行う予定です。

公式ホームページ 

Facebookページ 

■お問い合わせ 

 

≪Information≫

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(編集後記)
不躾なお給料のお話にもお応えしてくれた文倉さん、看護師さんが自分のケアしながらもお給料のこと考えていたなんてわかったら確かにドキッとしちゃうかもしれません。看護師さんのエピソードといえば、中学生の頃側弯症にかかって医大に通院していまして、お母さんのような微笑みでちょっと怖いお医者様の傍についていてくれた看護師の方にはどれほど救われたことか。そんな看護師を勤めるにも国家資格が必要となると並大抵の努力ではないのだと伺えます。大変な時に友達や同じ立場の仲間に打ち明けると、心がすっと軽くなります。今年は学生間の“横のつながり”を強くしていきたいとお話してくれた文倉さん。IONにはきっとそんな仲間が集っているんでしょうね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 (文:荒川樹里 20014/8/8)

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