学生インタビュー

Photoが世界をひとつにする。 / 学生NPO法人うのあんいっち(UNONEICCHI)

 

見えているものをそのまま切り取ることができる、写真

何を被写体とし、何を想いシャッターをきるのかは人それぞれである

たとえどんな写真でも唯一無二であり、どれも尊いものである

 

切り取られた空間にはいったい何が写し出されているのか。そしてカメラを持った人々の想いとは何か。

 

写真を使って世界をひとつにはできないだろうか。

 

 

 

 

団体紹介

2008年設立

目的:人権の擁護または平和の推進を図る活動、国際協力の活動

理念:「世界のリアルを伝えること」

年2回の海外スタディーツアーを通して、貧困、病気、児童労働、ゴミ山だけではなく、笑顔、夢、景色、などなど、現地の様々な”リアル”を写真に収め発信している。双方がWIN-WINになる関係を目指して活動中。

VISION:国同士、人同士の心理的距離を縮め、「小さな世界」を構築すること

MISSION:多くの日本人学生を海外へ連れて行き、現地の問題をきっかけに社会の様々な問題へ目を向けて

もらう。

 

 

“うのあんいっち”というユニークな名前とそれに伴うユニークな活動がとても印象的なこの団体。
活動内容がとても気になる!!!

というわけで、2014年現在 代表を務める斎藤 誠(さいとう まこと)さんにお話を伺ってきました。

 

本人写真

 

 

—大まかな活動内容について

うのあんいっちの活動は以下の3つを中心に行われています。

  1. 日本の学生を海外にたくさんつれていくスタディーツアー事業、
  2. 国際協力の活動に触れてもらう事業
  3. そういった活動とか国の状況とかを日本国内に広く発信していく活動

 

特にメインの活動として、PHOTOMODACHI project というのをやっています。

これはカメラを用いた国際協力で、古くて不要となったカメラや企業から協賛を得て頂いたカメラをスタディツアーの際に持っていき、現地の人たちに現地の写真を撮ってもらうという活動です。

現地の人たちにカメラを渡すことによって、現地の人たちが自分たちの抱える社会問題を見つめなおすようなきっかけづくりを行っています。

GE DIGITAL CAMERA

 

 

ボランティアは

1. 物資的支援
2. 技術支援
3. 精神支援

の3つに分けられるとよく言われます。

 

 

「物資的支援」は簡単かつ手軽であるが、長期的な問題解決にはなりません。
それの壁を乗り越えるべくしてある「技術支援」は長期的ではあるが、現地の人たちの自立にはつながりづらい。
そして更にそれを乗り越えるためにあるのが、最後の「精神支援」です。現地の人たちに自分たちの抱える問題を認識してもらうことで、最終的な解決につなげようという試みです。

 

 

うのあんいっちはそういった「精神支援」を、写真を用いて社会問題を自覚してもらうことで実現させようとしています。

現地の人にカメラを渡し、好きに現地の写真を撮ってもらいます。撮れた写真や動画は後に回収し、写真展やイベントを開くことでカメラの提供者に対してや、日本全国民に向けて写真に写った“リアル”を発信しています。現地の人が抱えている社会問題をより多くの人に知ってもらい、その後、精神的支援活動を行う人が増えたらいいなと思って活動しています。

 

 

 

—スタディーツアー事業について教えてください

スタディーツアーのねらいは、「日本の学生を海外に連れて行き、もっと海外に興味を持ってもらおう」です。

なぜ学生をターゲットにしているのかといいますと、他にも色々な国際協力団体がいて、いろんな支援をしていますよね。学生が主体である国際協力団体は金銭面にも学業面にも、やれることにはどうしても限界が生じてきてしまいます。技術的な支援だったらNGOとか国際復興銀行とか、大きなところに任せてしまえばいいと思うんです。僕たちはそこに手をだすべきではない。

 

僕たちにできることは何?と考えてみると、それは将来就職して今より10~20年後経済的にも自立した時、学生時代に触れた国際問題をふと思い出し、「今だったら何か本格的に協力ができるかもしれない!」と思えるようなきっかけをつくることでした

2010年から始まった年2回のスタディーツアーですが、カメラを渡すターゲットはツアー毎に異なります。とはいえ、子どもたちに渡すことが多く、他は「現地の社会問題を見つめ直してもらいたい」という目的に沿って大学生や大人の方に渡したすこともあります。また、撮影後に現地の大学生とはそれについてディスカッションを行ったりもします。

 

 

 

—カメラを渡す際に、「社会問題を撮ってください」と伝えているのですか?

そのようなことは伝えずに好きなように写真を撮ってもらっています。しかし、あらかじめツアー先の国の社会問題を調べ、現地に赴いて写真を撮ってもらうようにしています。

そもそも、日本で耳にした現地の問題を、実際に現地の人たちがおなじように捉えているとは限りません。彼らが本当はどう感じているのか、それを言葉だけでなく目に見えるものとして残すことで、次の活動を促すのです。

 

 

 

—どんな写真が撮れますか?

自分たちが撮るとなると、貧困問題を抱えている国に行くとしたら特に貧困に困っている地域に赴いてその様子をカメラに収めようとしてしまいますよね。しかし、現地の人たちにカメラ渡すことによってその地域のマイナスな面ではなくプラスの面が写真に収められるのです。なぜならば、彼らは我々が思っているほどその現状に対して問題意識を持っていないから。だから現地の人たちが撮る写真には魅力的なものが収められるのです。

現地の人たちには現地の社会問題に気づいてもらうためカメラを渡すのですが、それで出来上がる写真から僕たち学生はその国の問題面ばかりではなく、その国の魅力を見つけることができます。そんな魅力をもっている素敵な国をこのまま放っては置けないと思い立ち、その後何らかのイベントに参加してくれるなどアクションを起こしてくれたらこちらとしては万々歳なわけなんです。

図1                               64

 

 

 

 

 

—今後、何か新しい活動はありますか?

ちょうど今年2014年からうのあんいっちが掲げる新たなテーマがあります。

日本で東日本大震災が起きた際に支援をしてくれた国が実は200以上もあります。イギリスやフランスなどポピュラーで馴染みのある国だけではなく、アルメニアとかツバルとかラトビアとか、あまり知られていない国も数多く支援してくれました。大きな社会問題を自国で抱えているのにもかかわらず、多額の支援金を出してくれたことに対して、日本人には是非その事実だけでも知っておいてほしいと思い、この意に沿ったツアーやイベントを開催することにしました。

 

今季の夏のスタディーツアーではラオスを訪れます。ラオスは「一生に一度は行くべきアジア最後の楽園」として欧米では非常に人気のある国ですが、実際は最貧国の一つです。そんなラオスを知るべくスタディツアーの実施地に定めました。

 

 

 

—スタディーツアーの行先はどのようにして決めているのですか?

うのあんいっちのメンバーは約30名ほどの少人数で活動しているので、メンバーがそれぞれ訪れたい場所についてプレゼンをし合って場所を決めています。少人数なのもあって普段から割と自由に楽しく、わいわいと活動しています。

今回ラオスに決めた理由としては日本に支援してくれた国の中から特に経済的な力がないところとしてピックアップをし、その中で選ぶことにしました。ラオスは経済面はもちろん、教育の面でも進学率が低いなどの問題を抱えています。学生が手の届く範囲の国で、支援してくれた国に対して何か恩返しに協力できることがあればいいなという思いで選びました。

 

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—スタディーツアーの思い出や現地に行ってみて実際わかったことはありますか?

思い出として、基本的に毎回学校や孤児院は訪れるのですが、スリランカに行っときには日本人学校を訪問し、そのままツアーの一環として現地の学生の家にホームステイさせてもらったことがあり、普通の旅行ではまずできない貴重な体験ができました。

(後日談)として、その時に出会ったスリランカの学生たちが日本に留学してきたのですが住所を聞いてみたらちょうど最近越してきた僕の最寄駅の隣だというミラクルが起きて、その学生とはスリランカで行ったツアーの話しをしたりして、そのとき彼が言った「ツアーの企画を通して、スリランカの少年兵の問題はこれから自分たちが考えなければいけない問題だとより強く思うようになった」という言葉から、現地の人たちに自分たちの活動が伝わっているということが分りました。

スタディーツアーに参加してくれた学生にも影響を受けている人が多くいて、参加者は行の空港で初対面なのにも関わらず現地の人と深い交流関係を築いて彼らだけで遊びに行ったり、1年経った今でもSNSで知らぬうちに思い出を振り返ってくれる人がいたりだとか、同じようなツアーを企てで実行する人もいるし、他にも足を運んだ国を気に留めてくれている学生がたくさんいます。

 

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実際、現地に行ってみて分ったことはその国の多くが何の宗教を信仰しているかによってその国の雰囲気が異なることです。また、宗教による強い人つながりを感じることもできます。実際に行ってみないとわからないことはたくさんあります。

 

 

—このサイトの閲覧者に対して一言お願いします。

このサイトを見ている学生に対して!

失敗できる時期は限られているので、少しでも興味を持ったら失敗を恐れず、果敢に挑戦してほしい!

 

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(記者の感想)

斎藤さん、貴重なお話をありがとうございました。
新しいテーマとして掲げていた、日本に援助してくれた国をもっと多くの人に知ってもらいたい思いから始まった取り組みは日本に住む私たちにとって知ることが重要であり、なによりとても興味を引くものです。多くの学生を引き連れて現地に興味を持ってもらうことで新しい輪が出来、また更にそこから新しい活動が始まる。人の出会いが生まれる場が自然と形成されていて、もっと多くの人に知ってもらいたいと思いました。
少ないメンバーであることは非にもせずどんどんと躍進していくうのあんいっちの活動にこれからも注目していきたいと思っています。

 

About the author

atsushi

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